多肉植物「ロッティ」の完全ガイド:特徴から育て方、増やし方まで
Blog

多肉植物「ロッティ」の完全ガイド:特徴から育て方、増やし方まで

10/25/2025, 11:29:12 PM

多肉植物「ロッティ」の特徴、季節別育て方、水やりのコツ、増やし方まで徹底解説。初心者向けの完全ガイドで美しい群生を楽しむ方法。

Table of Contents

ロッティはメキシコや南米原産の多肉植物で、肉厚で丸い葉に特徴があります。パウダー状の蝋質層が付着し、幻想的な見た目が魅力です。春から初夏にかけて淡いピンク〜白の星形の花を咲かせます。育てやすく、水やり頻度が少なく、葉挿しで簡単に増やせるため初心者にも人気です。日当たりの良い場所を好み、季節に応じた水やり管理が重要です。夏は休眠期になり水やりを控え、冬は凍害を避けるために室内管理が必要です。

Question

Answer

ロッティの育て方は難しいですか?

ロッティは初心者でも育てやすい丈夫な多肉植物で、水やりが少なくて済みます。

ロッティの葉挿しで増やすにはどうすればいいですか?

健康な葉を優しく取り、2〜3日乾かしてから湿らせた土の上に置き、発根を待ちます。

ロッティの水やりの頻度はどのくらいですか?

春・秋は1〜2週間に1回、夏は2〜3週間に1回、冬は月1回程度が目安です。

ロッティを冬越しさせるにはどうすればいいですか?

5℃以下にならない室内の明るい場所に移し、水やりをほとんど与えません。

ロッティの葉が黄色くなった原因は何ですか?

日光不足または水のやりすぎが原因で、日当たりの良い場所に移動または水やりを控えます。

ロッティとは?その特徴と魅力を解説

基本情報

ロッティはセダム属に分類される多肉植物の一種

学名:Sedum spp.

原産地:メキシコ、南米の乾燥地帯

成長速度:中速で群生しやすい性質

葉の特徴

特徴

詳細

形状

肉厚で丸みを帯びた葉が密集

表面

白い粉状の蝋質層(ブルーム)が付着

色合い

パウダーグレーから淡い緑色

触感

柔らかくぷにぷにした質感

成長と開花

  • 春から初夏にかけて星形の小さな花を咲かせる
  • 開花時期:4月〜6月
  • 花色:淡いピンク〜白
  • 群生すると直径15cmほどに広がる
  • 1株から年間5〜10個の子株が発生する

人気の理由

  • 初心者でも育てやすい丈夫な品種
  • 水やり頻度が少ない手間の少なさ
  • 葉挿しで簡単に増やせる多産性
  • インテリアとしての装飾性の高さ
  • 多肉植物寄せ植えの定番素材

ロッティを健康に育てる基本の育て方

置き場所の選び方

日当たりの良い場所を選びましょう

  • 窓際に置くか、屋外の半日陰を推奨
  • 直射日光は避け、西日が強い場所はNG
  • 風通しが良くなければ多湿リスク

水やりのコツ

季節

頻度

注意点

春・秋

1〜2週間に1回

土が完全に乾いたら

2〜3週間に1回

早朝or夕方に少量

月1回程度

休眠期は控え目に

  • 葉に水がかからないように株元に注ぐ
  • 受け皿の水はすぐに捨てる

用土と鉢選び

排水性の高い土を使用

  • 市販の多肉植物用土が便利
  • 赤玉土5:腐葉土3:パーライト2のブレンドも◎
  • 素焼き鉢かプラスチック鉢が適している
  • 必ず排水孔のある鉢を選ぶ

肥料の与え方

  • 春〜秋の生育期間に月1回
  • 多肉植物用肥料を薄めた液肥
  • 冬は肥料控えめでOK

基本ルールのまとめ

  • 「乾いたらたっぷり」を基本原則
  • 多湿で根腐れに注意
  • 季節に応じた調整が重要

季節ごとの管理で美しく育てるコツ

春(3~5月)の管理ポイント

成長期に入るため、水やりと施肥を増やします

管理項目

コツ

水やり

1~2週間に1回、土が完全に乾いたらたっぷり

日照

半日陰から直射日光(急な気温上昇に注意)

施肥

多肉植物用肥料を月1回与える

  • 芽が出てくる時期なので栄養補給が重要
  • 夜間の冷え込みには気を配る(10℃以上を維持)

夏(6~8月)の管理ポイント

休眠期に入るため、水やりを控えめに

管理項目

コツ

水やり

2~3週間に1回、早朝か夕方に少量

日照

直射日光を避け、明るい日陰に移動

通風

エアコンの風が直接当たらない場所に

  • 多湿による根腐れに注意(鉢底から水は抜く)
  • 葉のパウダーが落ちないよう触らない

秋(9~11月)の管理ポイント

再び成長期に入るため、管理を本格化

管理項目

コツ

水やり

1~2週間に1回、春と同様に

日照

直射日光を十分に浴びさせる

増殖

葉挿しや株分けの適期

  • 花がら摘みで次の花を促す
  • 鉢への植え替えにも適した時期

冬(12~2月)の管理ポイント

完全休眠期、水やりを最小限に

管理項目

コツ

水やり

月1回程度、ほとんど与えない

温度

5℃以上を維持(霜に絶対に当てない)

場所

室内の明るい窓際に移動

  • 加湿器の近くは避け乾燥気味に
  • 寒風が当たる玄関や出入口から離す

季節ごとの温度管理の重要性

  • 最適生育温度:15~25℃
  • 耐寒温度:5℃が限界
  • 夏の高温:35℃以上は生育停滞

簡単増やし方!葉挿しと株分けの手順

葉挿しの手順(最も簡単な方法)

  • 葉の選択:健康でぷっくりとした葉を優しくねじって取り取る
  • 乾燥:切り口を2〜3日風通しの良い場所で乾かす
  • 土への設置:湿らせた多肉植物用土の上に葉を軽く置く(挿さない)
  • 発根待機:1〜2週間で根が出て、新しい芽が生える

成功のポイント

注意点

葉が完全に乾いてから土に設置

発根中は水やりを控える

明るい日陰で管理

葉に水がかからないよう注意

株分けの手順

  • 株の取り出し:鉢からロッティを優しく取り出し、根をほぐす
  • 子株の分離:自然に分かれた子株をハサミで切り離す
  • 新規鉢への植え付け:新しい土に植え、数日間は水やりを控える
  • 適期:春と秋の成長期がベスト
  • 水やり:植え付け後1週間は与えない

挿し木の手順

  • 茎の切り取り:5〜10cmの茎を切り、下の葉を取り除く
  • 乾燥:切り口を1〜2日乾かす
  • 土への挿し込み:湿らせた土に2〜3cm挿し込む
  • 発根待機:2〜3週間で根が生える

増やす際の共通コツ

成功条件

失敗原因

清潔な道具を使用

多湿による根腐れ

発根まで直射日光を避ける

葉や茎の傷

適切な温度(20℃前後)

水やりしすぎ

トラブル対策と長く楽しむためのポイント

よくあるトラブルと対処法

トラブル現象

原因

対策方法

葉がしわしわに

水不足または根腐れ

土が乾いていたらたっぷり水やり

根腐れの場合は植え替え

葉が黄色くなる

日光不足または水のやりすぎ

日当たりの良い場所に移動

水やりを控える

パウダーが消える

触りすぎまたは水のしぶき

葉を触らない

葉に水がかからないように注意

伸びすぎる(徒長)

日光不足

明るい場所に移動

伸びた部分は切り戻す

害虫発生

風通しが悪い

殺虫スプレーを使用

歯ブラシでこすり落とす

長期的な管理のポイント

  • 定期的な植え替え:1〜2年に1回、土を新しくして根の健康を保つ
  • 冬越しの工夫:5℃以下になる場合は室内に取り込む
  • 葉の観察:パウダーの状態や葉の硬さで健康状態をチェック
  • 適度な剪定:伸びすぎた茎は切り戻して形を整える

長く楽しむための季節別ケア

  • :成長期に合わせて水やりと施肥を増やす
  • :直射日光を避け、水やりを控えめに
  • :再び成長期に入るので管理を本格化
  • :休眠期に合わせて水やりを最小限に

美しい姿を保つための基本ルール

重要ポイント

具体的な方法

排水性の高い土

赤玉土5:腐葉土3:パーライト2

適切な水やり

土が完全に乾いてからたっぷり

適切な鉢

排水孔のある鉢を選ぶ