多肉植物 アルバビューティーの育て方と特徴を解説
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多肉植物 アルバビューティーの育て方と特徴を解説

7/30/2025, 4:10:01 AM

多肉植物 アルバビューティーは冬に淡いピンク色に変化する寒さに強い品種。育てやすく、葉挿しや子株で増えやすい特徴を解説。詳しくは…

Table of Contents

多肉植物 アルバビューティーはエケベリアの交配種で、ブルーグレーの葉が冬にピンク色に染まる美しさが特徴。丈夫で育てやすく、水はけの良い土や明るい日陰での管理が基本。水やりは生育期に1週間に1回、冬は2〜3週間おきに少量を心がけ、葉挿しや子株で簡単に増やすことも可能。葉焼けや凍傷、害虫対策に注意し、適切な環境で長期的に楽しめる観葉植物。

Question

Answer

アルバビューティーの葉がドロドロになる原因は?

水やりが多すぎて根腐れしている可能性が高く、土の乾きを確認して調整しましょう

葉挿しの成功率を高めるにはいつがベスト?

春や秋の気温が安定した時期に葉挿しすると、発根しやすいです

冬にピンク色が出ない場合はどうする?

乾燥と日光をもう少し強化し、温度が10℃以下になるように環境を整えましょう

徒長したアルバビューティーをどう復活させる?

伸びた茎を切り取り、根元に挿して

仕立て直し

が効果的です

多肉植物 アルバビューティーの特徴と由来

多肉植物 アルバビューティーは人気のエケベリアの一つで、美しい葉の色と形が特徴

この品種は交配によって作られた園芸種で、正式名はエケベリア 'アルバ ビューティー'(Echeveria 'Alba Beauty')

由来と交配親

アルバビューティーは、エケベリア 'コロラータ' とエケベリア 'アルビカンス' をかけ合わせて作られたハイブリッド

交配によって、両親の良い特徴を受け継いでいる

  • コロラータ:色づきの良さ、丈夫さ
  • アルビカンス:淡い葉色、マットな質感

個体によってどちらの特徴が強く出るか違いがあり、特にコロラータの特徴が強いものは色変わりがきれい

見た目の特徴

葉は細長くて厚みがあり、先がとがった形

表面はマットで、明るいブルーグレーが基本の色

冬場に寒さや乾燥、直射日光を受けると、葉の縁や全体が淡いピンク色に色づく

株全体は美しいロゼット(薔薇の花のような形)に整いやすく、観賞価値が高い

大きさと成長の様子

項目

詳細

成株サイズ

直径10〜15cm程度

成長スピード

ややゆっくり、でも安定して成長

子株の出方

下から次第に子株(けい)を出し、株が増える

耐寒性

比較的強く、-3℃程度まで耐える

成株になると下の葉が枯れやすくなるため、定期的な掃除をおすすめ

また、成長に伴って茎が少しずつ伸びる(徒長)ことがある

適切な育て方:土や光・水やりのポイント

多肉植物 アルバビューティーは丈夫な品種だが、環境が合うとよりきれいに育つ

基本の育て方を守れば、室内でも屋外でも問題なく管理できる

使う土の選び方

水はけの良い多肉植物専用の土が必須

市販の多肉用土でもいいし、自分で配合してもOK

鉢の底には必ず軽石やバーミキュライトを入れて、水がたまらないようにする

置き場所と光の管理

明るい日陰から、午前中のみの直射日光がベスト

屋外の軒下や、室内の南向き窓辺が適している

夏の強い直射日光は葉焼けの原因になるので注意

逆に光が足りないと、茎が伸びて間延びする(徒長)

冬は日差しが弱くなるので、できるだけ日の当たる場所に出す

水やりのタイミングと方法

基本は「土が完全に乾いてから、たっぷりと」

春と秋の生育期は1週間に1回程度

夏の暑い時期と冬の寒い時期は、休眠気味になるので控えめに

季節

水やり頻度

注意点

春(3〜5月)

1週間ごろ

成長期なのでしっかり水を

夏(6〜8月)

2週に1回程度

高温注意、夜間に水やり

秋(9〜11月)

1週間ごろ

気温が下がったら回復

冬(12〜2月)

2〜3週間に1回

凍結注意、晴れた日に少量

水やりは土に直接、葉に水がかからないように注意

特に冬は葉に水が残ると凍傷になることがある

初心者は多肉植物 水やり 頻度 初心者のコツを参考に

冬のピンク色や耐寒性を活かした管理方法

多肉植物 アルバビューティーの最大の魅力の一つが、冬に見せる淡いピンク色

この色づきは低温と乾燥、日光によって引き出される

耐寒性も比較的あるので、冬越しもしやすい

ピンク色を出すコツ

きれいな色づきを楽しむには、以下の3つがポイント

  • 寒さ(低温):10℃以下の環境が必要
  • 乾燥:水やりを控えて、土をしっかり乾かす
  • 日光:できるだけ多くの日差しを当てる

特に秋から徐々に水を減らし、日の当たる場所に置くことで、冬にきれいなピンクに染まる

急に乾燥させると葉がしわしわになるので、少しずつ調整する

冬の置き場所と温度管理

アルバビューティーは-3℃までなら耐えるが、長期間の氷点下は避けたほうが無難

屋外で育てる場合

  • 軒下や風よけのある場所に移動
  • 雨や雪が直接当たらないようにする
  • プラスチックケースや不織布で軽く覆うと安心

室内に取り込む必要はないが、極端な寒さの日だけは避難させるのも手

室内の場合は、日当たりのいい窓辺に

暖房の風が直接当たらないように注意

冬の水やりの注意

冬はほとんど成長しないので、水は極力控える

土が完全に乾いてから、2〜3週間に1回程度、少量だけ

朝に水やりをして、日中に余分な水分を蒸発させる

夜間や曇りの日は水やりをしない

凍結すると根が傷むので、気温が5℃を下回る日は厳禁

詳しい管理は多肉植物 冬場 水やりを参考に

色づきと健康のバランス

色を出すために極端に水を切るのはNG

根が弱ると春に回復できなくなる

目的

対策

きれいに色づけたい

乾燥+寒さ+日光

株を守りたい

凍結・過度な乾燥を避ける

春に元気に復活

冬の間もたまに水をやる

見た目も健康も両方大事にしたい

葉挿しや子株を活用した簡単な増やし方

多肉植物 アルバビューティーは増やすのが簡単

葉挿しと子株の2つの方法がおすすめ

どちらも手順はシンプルで、初心者でも成功しやすい

葉挿しから増やす方法

健康な葉を一枚一枚、しっかりちぎって使います

途中でちぎれたり、傷がついた葉は発根しにくいので注意

  • 下から2〜3段目のしっかりした葉を選ぶ
  • 葉を横にスライドさせるようにして、根本から外す
  • 取れた葉を1〜2日、風通しのいい日陰で乾かす(コールバス)
  • 乾いたら、多肉用土の上に葉を並べる(土に軽く乗せるだけ)
  • 土が乾いてから、数日ごとに少量の水を
  • 2〜4週間で根や芽が出始める

直射日光はNG、明るい日陰で管理

水をやりすぎると葉が腐るので注意

詳しいコツは多肉植物 葉挿しをチェック

子株(けい)を使って増やす

アルバビューティーは時間が経つと、下から子株を出してくる

この子株を切り離して新しい鉢に植える

  • 子株が3〜4cm程度の大きさになったらOK
  • 親株に近い部分でカット
  • 切り口を1〜2日乾かす
  • 土に挿して、数日後に最初の水やり

子株にはすでに根がついている場合も

その場合は乾かさずそのまま植えても大丈夫

親株もスッキリして、新しい葉が出やすくなる

時期と成功率

増やすのに最適なのは春(3〜5月)と秋(9〜10月)

この時期は気温が安定していて、根が出やすい

方法

時期

発根までの目安

成功率

葉挿し

春・秋

2〜6週間

60〜70%

子株

春・秋

1〜2週間

90%以上

子株のほうが早く増やせる

葉挿しは時間がかかるが、一度にたくさん増やせるメリットあり

よくあるトラブルとその見分け方・対処法

多肉植物 アルバビューティーは丈夫でも、環境が合わないとトラブルが出る

症状を見極めて、早めに対処することが大事

水やりによる問題

過剰な水やりが一番の原因

  • 下の葉がドロドロ、ベタベタしている → 根腐れのサイン
  • 全体がふにゃふにゃ、倒れている → すでに根がやられている

対処法

  • すぐに水やりを止める
  • 鉢から取り出して根をチェック
  • 黒く腐った根はハサミでカット
  • 健康な部分だけ残して、1〜2日乾かす
  • 新しい土に植え直す

完全に腐っている場合は、上部の健康な部分だけを切り取り、挿し木で復活を狙う

逆に水が少なすぎると、葉がしわしわに

土が長期間乾燥しているなら、たっぷり水を与えて様子を見る

光不足による徒長

光が足りないと、茎がどんどん伸びて間延びする

葉と葉の間が空き、ロゼットが崩れる

この状態を「徒長」という

対処法

  • 日当たりのいい場所に移動
  • 伸びた部分はカットし、上部を挿し木にする
  • 下の葉を残しておけば、新しい芽が出ることも

徒長した株はもとのような美しい形に戻しにくい

予防が一番

詳しい対策は多肉植物 徒長 仕立て直しを参考

葉の色が悪くなる原因

葉が黄色くなる、透明っぽくなる場合

  • 水が多すぎる
  • 寒さで凍傷
  • 直射日光による葉焼け

葉焼けは夏の強い日差しで起きる

白く、茶色く変色するが、一部なら問題なし

対策は日よけ、移動、早朝・夕方の日光に変更

冬に葉が透ける、凍ったように見える → 凍傷の可能性

気温が急激に下がったときに起こる

凍った葉は戻らないので、健康な部分を残してカット

害虫のチェック

主な害虫は以下の2つ

害虫

見つけ方

対処法

コナカイガラムシ

白い粉をふいたように見える

綿棒でアルコール除去、殺虫剤散布

アブラムシ

新芽や裏に小さな虫が群がる

水で流す、市販の殺虫剤

定期的に葉の裏や新芽をチェック

早期発見が大事

見つけたら他の多肉にうつさないよう、すぐ対応

多肉植物 アルバビューティーを美しく育てるための総まとめ

多肉植物 アルバビューティーは、寒さや乾燥で色づく美しさが魅力な観葉植物だ。特徴を活かすには、水やりのタイミングや置き場所、増やし方のポイントを押さえる必要がある。土の選び方や光の管理で丈夫に育て、冬のピンク色を引き出すには低温と乾燥のバランスが大事。また葉挿しや子株で簡単に増やせることも利点だ。トラブルが起きた時も、症状を正しく見分けてすぐに対処すれば、長く元気に育てることが可能。初心者でも手の届く植物なので、育て方のコツを実践して、多肉植物 アルバビューティーの魅力を楽しんでほしい。