Table of Contents
お気に入りの多肉植物、気づいたら子株がいっぱい!
多肉植物を株分けで増やすってどういうこと?
多肉植物を株分けで増やすってどういうこと?
多肉植物の「株分け」っていうのは、簡単に言うと、一つの株から新しい株を分けて増やしてあげることなんだ。
親株の根元とか、茎の途中から子株が出てきたり、群生しているタイプなら、いくつかに分けてあげたりするイメージかな。
人間でいうと、家族が増えたときに「そろそろ独立して新しい家を建てようか!」みたいな感じ?
親株が大きくなりすぎて鉢が窮屈になったり、子株がたくさん出てきてぎゅうぎゅう詰めになったりしたときに、株を分けてそれぞれのスペースを確保してあげることで、もっと元気に育つようになるんだよ。
それに、分けた子株を別の鉢に植えれば、どんどん多肉植物が増えていく。
これが多肉植物を株分けで増やすってことなんだ。
失敗しない!多肉植物 株分けの準備とベストタイミング
失敗しない!多肉植物 株分けの準備とベストタイミング
さて、実際に多肉植物の株分けにチャレンジする前に、いくつか準備しておきたいことと、一番いいタイミングを知っておくことが、失敗しないための鍵なんだ。
まずは道具。
清潔なハサミかナイフ、新しい鉢、そして多肉植物用の土を用意してね。
ハサミやナイフは、切り口がきれいにスパッといくように、よく切れるものを選んで、使う前には消毒しておくと病気の予防になるから忘れずに。
新しい鉢は、分ける子株の大きさに合わせて、少し余裕があるくらいのサイズがいいかな。
小さすぎるとすぐに根詰まりしちゃうし、大きすぎると土が乾きにくくて根腐れの原因になることもあるから。
土は水はけのいい多肉植物用のブレンドがマスト。
japanplantcare.comでも多肉植物にぴったりの用土が見つかるかもしれないよ。
そして、一番大事なのが株分けのタイミング。
多肉植物の種類によって多少違いはあるけど、多くの種類は成長期にあたる春か秋がベストシーズン。
この時期なら、株分けで根を傷つけてしまっても、回復が早くて新しい根も出やすいんだ。
逆に、真夏や真冬の休眠期にやっちゃうと、株に負担がかかりすぎて枯れちゃうリスクが高まるから避けた方が無難。
親株から子株がしっかり出ていて、ある程度の大きさになっているかどうかも見極めるポイントだよ。
多肉植物 株分けの具体的な手順と注意点
多肉植物 株分けの具体的な手順と注意点
さあ、準備が整ったら、いよいよ多肉植物 株分けの本番だよ。
まずは親株を鉢からそっと抜いて、根についている土を優しく落としてあげて。
根っこが絡まっていたら、無理に引っ張らずに、割り箸とかでほぐしてあげるといいかも。
子株が親株の根元から出ている場合は、ハサミやナイフで親株から切り離すんだけど、このとき、子株にも根が少しついているように切るのがポイント。
もし根が全くなくても、茎の部分を少し長めに残して切れば、そこから根が出てくることもあるから大丈夫。
群生しているタイプなら、根と茎がつながっている部分を確認して、手で優しく分けるか、どうしても分かれにくい場合はハサミを使って。
切り口は病原菌が入りやすいから、清潔な道具を使うのが鉄則だよ。
切り離した子株や分けた株は、すぐに土に植えずに、切り口を乾燥させるのが超重要。
風通しの良い日陰で、数日から1週間くらい置いて、切り口がしっかり乾いてカサブタみたいになるまで待ってね。
これを「切り口を乾かす(カリウス形成)」って言うんだけど、こうすることで植え付けた後の腐りを防ぐことができるんだ。
この工程をすっ飛ばすと、せっかく株分けしても根腐れでダメになっちゃう可能性が高いから、焦らずじっくり待つこと。
待ちきれない気持ちはよくわかるけど、ここが腕の見せ所だよ。
株分け後の多肉植物、どう育てる?
株分け後の多肉植物、どう育てる?
植え付けと最初の水やり
切り口がしっかり乾いたら、いよいよ新しい鉢に植え付けだよ。
用意しておいた多肉植物用の土を鉢に入れて、真ん中に植え付ける場所を少し凹ませて。
そこに子株や分けた株を置いて、根っこを広げるように土をかぶせていくんだ。
このとき、根と土がしっかり密着するように、鉢の底をトントンと軽く叩いてあげるといいよ。
植え付け直後は、まだ根が張っていないから、水やりは我慢。
すぐに水をあげると、切り口から腐っちゃうことがあるんだ。
植え付けから数日、短いものでは3日くらい、長いものだと1週間から10日くらい経ってから、初めての水やりをしよう。
土が乾いているのを確認してから、鉢底から水が出るくらいたっぷりあげてね。
最初の水やりをいつにするかは、株の大きさや種類、季節によっても変わってくるから、様子を見ながら判断するのが大事。
もし心配なら、少し長めに待ってみる方が安全だよ。
日当たりと風通し
植え付けが終わって最初の水やりも済んだら、次は置き場所だよ。
株分けしたばかりの多肉植物は、まだ根がしっかり張っていないデリケートな状態。
直射日光に当てると葉焼けしちゃったり、株が弱ってしまったりする可能性があるから、明るい日陰や半日陰に置くのがおすすめ。
特に真夏の強い日差しは避けてあげてね。
そして、多肉植物にとって風通しは本当に重要。
風通しが悪いと、土が乾きにくくなって根腐れの原因になったり、病害虫が発生しやすくなったりするんだ。
ベランダや窓辺など、風がよく通る場所に置いてあげよう。
室内に置く場合も、定期的に窓を開けて空気を入れ替えたり、サーキュレーターを使ったりして、意識的に風通しを良くしてあげるといいよ。
「多肉植物は風が大好き」って覚えておくといいかも。
その後の水やりと管理
根がしっかり張って、新しい葉が出てきたり、株が大きくなってきたら、通常の多肉植物と同じ管理で大丈夫。
水やりは、「土が完全に乾いてからたっぷり」が基本。
土の表面が乾いていても、鉢の中はまだ湿っていることがあるから、鉢を持ち上げて軽さを確認したり、土の中に指を入れてみたりして、しっかり乾いているか確かめてから水をあげてね。
水のあげすぎは根腐れの最大の原因だから要注意。
特に冬場は多肉植物の多くが休眠期に入るから、水やりの頻度を減らして乾燥気味に管理するのがポイントだよ。
肥料は、植え付けた土に元肥が入っていれば、しばらくは必要ないことが多い。
もしあげるなら、成長期の春か秋に、薄めの液体肥料を少量あげる程度で十分。
多肉植物は肥料をあげすぎると徒長したり、本来の姿が崩れたりすることがあるから、控えめにするくらいがちょうどいいんだ。
定期的に株の様子を観察して、色が悪くなっていないか、虫がついていないかなどをチェックしてあげることも大切だよ。
多肉植物 株分け、やってみよう!
多肉植物の株分けについて解説してきましたが、いかがでしたか? 思っていたよりずっと簡単そう、と感じてもらえていたら嬉しいです。もちろん、すべての株分けが100%成功するわけではありません。中にはうまくいかない子もいるでしょう。でも、それも含めて植物を育てる面白さです。まずは小さな一歩として、手頃な多肉植物で試してみてください。もし失敗しても、また次があります。そして、株分けで増えた多肉植物が元気に育ったときの喜びは、何ものにも代えがたいものです。あなたの多肉植物ライフが、株分けでもっと豊かになりますように。japanplantcare.comは、あなたの植物との暮らしを応援しています。