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多肉植物の茎だけ増やし方(茎挿し)を基本から完全解説。健康茎の切り方、乾燥・植え付け手順、おすすめ品種、失敗対処法、根付いた後のケアまでステップバイステップで紹介。間延びや根腐れ植物の再生に最適。
Question | Answer |
|---|---|
多肉植物の茎挿しに向く状況は? | 間延びしたエケベリアやセダム、根腐れした上部茎にぴったりだ。 |
茎挿しの主な手順は? | 健康茎を切り乾燥させ、水はけ良い土に植え、間接光で管理する。 |
おすすめ品種はどれ? | セダムやエケベリアが成功率高く初心者向けだ。 |
よくある失敗と対処は? | 茎腐れは乾燥不足が原因で、再乾燥と新土で植え替える。 |
根付いた後のケアは? | 4-6週後から通常水やりをし、新葉が出たら植え替える。 |
多肉植物の茎だけ増やし方の基本を説明します。
多肉植物の茎だけ増やし方は健康な茎を切って根と葉を再生させる方法だ。
葉が落ちた間延びした多肉植物にぴったり。
根腐れした下部がダメでも上部の茎を使える。
茎だけ増やし方の仕組み
茎に水と栄養が貯まってるから根が出やすい。
切り口を乾燥させてカサブタを作ると腐れを防ぐ。
これで新しい成長点が生まれる。
向いてる状況
- 間延びしたエケベリアやセダム
- 葉なしのダメージ茎
- 鉢底腐れの健康上部茎
葉挿しより茎のエネルギーで早く根付くよ。
詳しい間延び対処はこちら。
茎挿しの道具と正しい手順をステップごとに紹介します。
多肉植物の茎だけ増やし方に必要な道具を集めよう。
必要な道具
- 清潔なハサミか剪定バサミ
- 水はけ良い土(多肉用かパーライト混ぜ)
- 根付けホルモン(任意)
- 排水穴付き小鉢
- スプレーボトル
- 明るい間接光の場所
土のおすすめは赤玉土だけでもOK。
ステップ1 茎を選んで切る
- 固くて緑の健康茎を選ぶ
- 葉ノード下か健康部で45度に切る 長さ2-5cm
- 余分な葉を優しく取る
ステップ2 切り口を乾燥させる
日陰の風通し良い所で1-3日置く。
カサブタができたら腐れ防止完了。
ステップ3 植え付ける
- 土を軽く湿らせる
- カサブタ端を1-2cm埋める 支え棒使うと安定
- 根付けホルモン塗る(任意)
ステップ4 水やりと初期ケア
植えて3-5日待ってから土乾いたら軽くミスト。
北や東窓際の明るい間接光で2-4週間置く。
2週後優しく引いて根確認。
詳しい葉挿し比較はこちら。
茎挿しに向くおすすめ多肉植物品種を挙げます。
茎挿しが上手くいく多肉植物を種類別に紹介する。
おすすめ品種一覧
種類 | 例 | 成功率 | ポイント |
|---|---|---|---|
エケベリア | エレガンス、プルビナタ | 高い | 乾燥しっかり 腐れ注意 |
セダム | モルガニアヌム(ロープ)、ルブロティンクタム | とても高い | 初心者向け 速く根付く |
クラッスラ | オバタ(玉葉)、アルボレッセンス | 高い | 太い茎は時間かかる |
カランコエ | ダイグレモンティアナ、ブロスフェルディアナ | 高い | 水根も可 |
アイビーウム | アルボレウム、ズワルトコップ | 中程度 | 暖かさ必要 冬遅い |
セネシオ | ロウレイアヌス(パール) | 中~高 | 根付くが我慢 |
うさぎの耳モニラリアの育て方はこちら茎挿しも簡単。
避けた方がいい品種
- 茎細いハオルチア
- オフセット中心のセンペルビブム
熊童子の茎挿し詳細はこちら。
よくある失敗原因と簡単対処法を解説します。
失敗問題一覧
問題 | 原因 | 対処法 |
|---|---|---|
茎腐れ | 水やり多すぎ 乾燥不足 | 腐れ部切除 再乾燥 新土植え替え |
根出ない 4週以上 | 光不足 寒い 排水悪い | 暖かく明るい場所へ 土湿り確認 21-27℃理想 |
茎乾燥しちゃう | 直射日光強すぎ 湿度低 | 半日陰に 軽くミスト |
カビや菌 | 湿度高 風通し悪い | 空気流す ミスト減らす シナモン粉かける |
根張らない詳細はこちら。
葉落ちる時は葉落ち対策参考に。
根付いた後のケアと長期成功のコツをアドバイスします。
根付いた茎は4-6週後から通常ケアに移行。
徐々に日光増やして水やりを土乾いたらたっぷり。
植え替えタイミング
新葉出たら6-8週後大きめ鉢に。
- テラコッタ鉢使うと通気良い
- 新鮮水はけ土で植え替え
植え替え時期詳しくはこちら。
茂らせるコツ
- 新芽先つまんで枝分かれ促す
- 鉢回して光均等に
季節ごと調整
季節 | ケア |
|---|---|
冬 | 水減らし 10-15℃明るい所 |
夏 | 朝日陰午後 日焼け防ぐ |
冬越し詳しくはこちら。
肥料の入れ方
2-3ヶ月後薄めた多肉肥料を半分強で。