多肉植物「兎耳(ウサギミミ)」の増やし方・特徴・育て方
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多肉植物「兎耳(ウサギミミ)」の増やし方・特徴・育て方

9/23/2025, 9:05:09 AM

多肉植物「兎耳(ウサギミミ)」の基本情報、増やし方、育て方について解説しています。葉挿しや挿し木の手順、注意点など初心者でもわかりやすい内容になっています。

Table of Contents

「兎耳(ウサギミミ)」はカランコエ属の多肉植物で、葉のふくよかな形状と柔らかい触り心地が特徴です。葉挿しや挿し木による繁殖が可能で、適温10℃から25℃、明るい日陰を好みます。水やりは土が完全に乾いてから行い、肥料は生長期に薄めた液体肥料を与えます。寒さと蒸し暑さに弱いので注意が必要です。

質問

答え

「兎耳(ウサギミミ)」の葉挿しで発根しないのはなぜ?

葉が古くて元気がない、土が湿りすぎ、温度が低い場合です。

「兎耳(ウサギミミ)」の挿し木が腐ってしまうのはなぜ?

切り口が乾燥不足か土が湿りすぎている場合です。

「兎耳(ウサギミミ)」の繁殖に適した時期はいつ?

春(3月~5月)と秋(9月~11月)が最適です。

「兎耳(ウサギミミ)」が葉焼けした時はどうする?

直射日光を避け、明るい日陰に移します。

「兎耳(ウサギミミ)」の肥料はどのように与える?

生長期の春と秋に薄めた液体肥料を2~3週間に1回与えます。

多肉植物「兎耳(ウサギミミ)」の基本情報

植物の特徴

兎耳はカランコエ属の多肉植物で、学名はKalanchoe tomentosaの変異種です。葉がウサギの耳のようにふくよかで丸みを帯びた形状が魅力です。

  • 葉の表面に粉を吹いたようなブルームがあり、柔らかい触り心地をしています。
  • 成長すると小さな花を咲かせる品種もありますが、主に葉の観賞用です。
  • 耐寒性と耐暑性が低く、寒さや蒸し暑さに弱いです。

理想的な環境

適温は10℃から25℃程度です。夏の高温多湿や冬の低温を避けましょう。

項目

詳細

明るい日陰が適しています。直射日光は葉焼けの原因になります。

湿度

低湿度を好みます。高湿度で腐れやすいです。

サイズ

成株で高さ20-30cm程度まで成長します。

入手方法と価格

園芸店やホームセンターで一年中入手可能です。ただし夏と冬は流通量が減ります。

  • 小さなポットで300円から1000円程度の手頃な価格です。
  • 春や秋に購入すると健康な株が見つかりやすいです。

「兎耳(ウサギミミ)」の増やし方

葉挿しによる繁殖

兎耳を葉挿しで増やすと、初心者でも簡単に新しい株を作れます。健康な葉1枚から始められます。

  • 必要な道具

道具

説明

健康な葉

兎耳の元気な葉1枚

多肉植物用土

水はけの良い土

小さな鉢

発根用

ピンセット

葉を傷つけないために使う

  • 手順
  • 元気な葉を株からねじって取り外します。ハサミは避けます。
  • 取り外した葉を風通しの良い日陰で1~2日乾燥させます。
  • 多肉植物用土を軽く湿らせ、葉の切り口が土に触れるように置きます。
  • 直射日光を避けた明るい日陰で管理し、土が乾いたら霧吹きで軽く水を与えます。
  • 2~3週間で根が生え、新しい株が出てきます。根が張ったら移植します。
  • コツ
  • 傷んだ葉は使わず、健康なものを選びます。
  • 水やりを控えめにし、過湿を避けます。
  • 温度は15℃~25℃を保ちます。

詳細な葉挿しのガイドはこちらを参考にしてください。

挿し木による繁殖

挿し木で兎耳を増やすと、葉挿しより早く成長します。茎を使って新しい株を育てます。

  • 必要な道具

道具

説明

5~10cmの元気な茎

多肉植物用土

水はけの良い土

挿し木用

清潔なハサミ

消毒済みのもの

  • 手順
  • 元気な茎を清潔なハサミで斜めに切り取ります。
  • 切り取った茎を風通しの良い日陰で2~3日乾燥させます。
  • 多肉植物用土を軽く湿らせ、茎を2~3cm土に挿します。
  • 直射日光を避けた明るい日陰で管理し、土が乾いたら軽く水を与えます。
  • 2~4週間で根が生え、新しい葉が出てきます。根が張ったら移植します。
  • コツ
  • 太めの茎を選んで発根しやすくします。
  • 土の水はけを良くし、湿気を溜めません。
  • 温度は15℃~25℃が理想です。

繁殖の基本は初心者ガイドで確認できます。

「兎耳(ウサギミミ)」の育て方と注意点

水やり

兎耳は乾燥に強い多肉植物です。土が完全に乾いてからたっぷり水を与えます。

  • 夏は頻度を減らし、冬はほとんど水やりを控えます。
  • 過湿で根腐れを起こしやすいので注意します。

季節

水やりの目安

春・秋

土が乾いたら1週間に1回

2週間に1回程度、朝夕に分ける

月1回かほとんどなし

多肉植物の水やりコツはこちらで詳しく知れます。

日当たりと置き場所

明るい日陰から半日陰が適します。直射日光を当てすぎると葉焼けします。

  • 室内なら窓際の明るい場所を選びます。
  • 屋外では午後の強い日差しを避けます。

初心者の日当たり管理はこのガイドを参考に。

用土と植え替え

水はけの良い多肉植物用土を使います。赤玉土とパーライトを混ぜると効果的です。

  • 鉢底に石を敷いて排水を確保します。
  • 春か秋に1~2年ごとに植え替えをします。

土の種類

おすすめポイント

多肉植物用培養土

市販で手軽、水はけ良好

赤玉土7:パーライト3

自分で混ぜて調整可能

おすすめ土の選び方はこちら

肥料

生長期の春と秋に薄めた液体肥料を2~3週間に1回与えます。

  • 冬は肥料を止めます。
  • 与えすぎると根が傷みます。

注意点

寒さと蒸し暑さに弱いので、適温10℃~25℃を保ちます。

  • 害虫としてカイガラムシやアブラムシが出やすいです。見つけたら歯ブラシで拭き取ります。
  • 冬越しは室内で暖かく管理し、冬越し対策を参考に。
  • 根腐れしたら健康な部分を切り取り、乾燥させて植え直します。

「兎耳(ウサギミミ)」のQ&Aと参考文献

Q&A

Q1: 葉挿しで発根しないのはなぜ?

原因は葉が古くて元気がない、土が湿りすぎ、温度が低い場合です。

新しい葉を使い、水やりを控え、15℃~25℃の環境にします。

Q2: 挿し木が腐ってしまうのはなぜ?

切り口が乾燥不足か土が湿りすぎている場合です。

2~3日乾燥させ、水はけの良い土を使います。

Q3: 繁殖に適した時期はいつ?

春(3月~5月)と秋(9月~11月)が最適です。

夏と冬は温度変動が激しいので避けます。

Q4: 兎耳が葉焼けした時はどうする?

直射日光を避け、明るい日陰に移します。

日当たり管理の詳細はこちら

参考文献

  • [1] カランコエ月兎耳の基本情報・育て方|みんなの趣味の園芸 リンク
  • [2] 多肉植物の育て方|初心者向け基本ガイド2025 リンク
  • [3] 多肉植物の葉挿しと植え替え:初心者でも簡単な繁殖ガイド リンク