多肉植物のプロ直伝テクニック|増やし方・色づけ・ディスプレイ方法
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多肉植物のプロ直伝テクニック|増やし方・色づけ・ディスプレイ方法

9/4/2025, 8:39:10 PM

多肉植物をさらに楽しむプロのテクニックを紹介。挿し木や株分けでの増やし方、色づけのコツ、おしゃれなディスプレイ方法まで、上級者向けの育て方を解説します。

Table of Contents

初心者向けに育てやすい多肉植物10種類を紹介。セダムやエケベリアなど強健な品種を厳選。基本的な育て方として水やりは土が乾いてから与えることが重要。日本の気候に合わせた庭植えのポイントやよくある失敗対策も解説。2025年のトレンドや便利グッズ情報も掲載。

Question

Answer

多肉植物の水やり頻度はどのくらい?

土が完全に乾いてから与えるのが基本で季節によって頻度が変わる

初心者におすすめの多肉植物は?

セダムやエケベリアが強健で育てやすい

冬越しの対策はどうする?

地域によって室内取り込みや水やり停止が必要

葉が黄色くなる原因は?

水のやりすぎや栄養不足が主な原因

初心者におすすめの育てやすい多肉植物10選

多肉植物は50科以上1万種以上あるけど特に強健で手間がかからない種類を厳選した

セダム(ベンケイソウ科)

肉厚の葉が密集して群生するタイプで耐寒性が強い

水やり忘れにも強く屋外でも冬越し可能

  • ブルースプルース:青みがかった葉が特徴
  • ゴールドモス:黄金色でグランドカバー向き

エケベリア(ベンケイソウ科)

ロゼット状の葉が美しい多肉の女王と呼ばれる

色変わりが楽しめる品種が多い

  • ブラックプリンス:濃い紫色が人気
  • ラキ:ピンクの縁取りが可愛い

夏の直射日光で葉焼けするので半日陰がおすすめ

ハオルチア(ツルボラン科)

透明な窓のような葉が特徴的

室内でも育ちやすい種類

  • ハオルチア・アテヌアタ:クラシックなデザイン
  • ハオルチア・レトゥーサ:凸凹した葉が面白い

水のやりすぎに注意が必要

アロエ(ツルボラン科)

薬用効果があるゲル状の葉が特徴

日光を好む性質がある

  • アロエベラ:医療用として有名
  • アロエ・アリストータ:斑入りの葉がおしゃれ

空気清浄効果もありキッチンに置くのがおすすめ

種類名

科名

耐寒性

日光

水やり頻度

セダム

ベンケイソウ科

★★★★★

直射

2週間に1回

エケベリア

ベンケイソウ科

★★★☆☆

半日陰

10日に1回

ハオルチア

ツルボラン科

★★☆☆☆

間接

3週間に1回

アロエ

ツルボラン科

★★★★☆

直射

2週間に1回

その他のおすすめ種類

  • カランコエ:冬に赤やピンクの花を咲かせる
  • セネシオ:青白い葉が特徴でグランドカバー向き
  • クリスマスカクタス:冬に花を咲かせる室内向き
  • ポニーテールパーム:水やり頻度が少なくて済む
  • リトープス:月1回の水やりでOK
  • グラプトペタルム:ロゼットが大きく色変わり楽しめる

ホームセンターや通販で入手しやすい品種を中心に選んだ

多肉植物の基本的な育て方と水やりのコツ

水やりの基本:根腐れを防ぐ

多肉植物の最大の敵は過湿

土が完全に乾いてから水をやるのが基本

指で2cmほど掘って乾きを確認する

季節別水やり頻度

季節

頻度

時間帯

春・秋

10〜14日に1回

午前中

月1〜2回

夕方

月1回以下

午前中

水やり方法

  • 鉢底から吸水させる
  • 葉に水がかからないよう根元に注ぐ
  • 受け皿の水は必ず捨てる

土の選び方:排水性が命

市販の多肉植物用土が便利

自分でブレンドする場合のおすすめ配合

  • 赤玉土(小粒):50%
  • 鹿沼土:30%
  • 軽石またはパーライト:20%

木炭を少量混ぜると腐敗防止に効果的

庭植えの場合は盛り土をして水はけを良くする

日光管理:季節で調整

季節

日光条件

注意点

春・秋

直射日光OK

色づきが良くなる

半日陰

エケベリアやハオルチアは葉焼けしやすい

室内の窓際

できるだけ日光に当てる

人工光の活用:LEDライトを12時間/日使えば室内でも育つ

鉢の選び方

  • 素材:テラコッタ(素焼き鉢)がおすすめ
  • サイズ:株より一回り大きな鉢を選ぶ
  • 必須条件:底に排水孔があること

NG行為リスト

  • 受け皿の水を放置 → 根腐れの原因
  • 雨ざらし → 長雨で株が弱る
  • 葉に水をかける → 病気の原因になる
  • 大きすぎる鉢 → 過湿になりやすい

日本の気候に合わせた庭植えのポイント

地植えの基本準備

多肉植物を地植えで育てる場合の工夫が必要

  • 土を30cmほど盛り上げて水はけを良くする
  • 砂利や軽石を混ぜ込む
  • 傾斜をつけて排水を確保する

雨よけ対策

日本の梅雨や長雨に対応する方法

  • ビニールシートで一時的な屋根を作る
  • 透明な波板を使った簡易屋根
  • 軒下や壁際に植える
  • 傾斜地を利用して水が溜まらないようにする

地域別冬越し対策

地域

対策

耐寒温度の目安

関東以西

屋外でもOK

マイナス5℃まで耐えられる種類が多い

東北

鉢植えにして室内に取り込む

マイナス10℃以下は厳しい

北海道

完全に室内管理

マイナス15℃以下は生存困難

おすすめの庭植え組み合わせ

  • セダム+グラベル:グランドカバーに最適
  • エケベリア+石:岩場風のデザインに
  • 多肉植物+砂利:乾燥地帯のような景観
  • セネシオ+レンガ:モダンな庭づくり

季節ごとの管理ポイント

季節

対策

注意点

梅雨

雨よけ設置

過湿による根腐れ防止

半日陰を作る

直射日光での葉焼け対策

防寒対策

凍結防止のマルチング

春・秋

特に対策不要

成長期なので自然任せでOK

病害虫対策

庭植え特有のリスクと対策

  • ナメクジ対策:ビールトラップ設置
  • アブラムシ対策:木酢液スプレー
  • カイガラムシ:歯ブラシで除去
  • 風通しを良くして病気予防

庭植えは鉢植えより管理が楽だが雨対策が必須

よくある失敗と対策Q&A

Q1. 多肉植物が伸びてしまう(徒長)

原因:日光不足

対策:

  • 直射日光に当てる(徐々に慣らす)
  • 切り戻し:伸びた部分をカット
  • 挿し木にして増やす

Q2. 葉が黄色くなる・落ちる

原因:

  • 水のやりすぎ(根腐れ)
  • 栄養不足(特に窒素過多)

対策:

  • 水やりを控える
  • 肥料:春と秋に緩効性肥料を少量
  • 根腐れした場合は植え替え

Q3. 虫がつく(アブラムシ、カイガラムシ)

対策:

  • 木酢液を1:10で希釈してスプレー
  • 牛乳スプレー(1:10で希釈)
  • テントウムシを放つ(天然の天敵)
  • 歯ブラシで物理的に除去

Q4. 冬に枯れてしまう

原因:寒さや過湿

対策:

  • 室内に取り込む(5℃以上を保つ)
  • 水やりを完全に停止する
  • 窓際から少し離して置く

Q5. 葉がしわしわになる

原因:水不足

対策:

  • 水やりをする
  • 鉢底から吸水させる
  • 状態を見ながら徐々に水やり回数を増やす

Q6. 根が腐ってしまう

原因:過湿や排水不良

対策:

  • 鉢を小さめのものに変える
  • 土を水はけの良いものに変える
  • 水やりの頻度を見直す
  • 腐った部分をカットして挿し木にする

Q7. 色が悪くなる

原因:日光不足または過多

対策:

  • 適切な場所に移動する
  • 遮光ネットを使う
  • LEDライトで光量を補う

症状

原因

対策

徒長

日光不足

日光に当てる・切り戻し

葉が黄色い

水のやりすぎ

水やり控える・植え替え

虫がつく

風通し不良

木酢液スプレー・物理除去

冬に枯れる

寒さ・過湿

室内取り込み・水やり停止

2025年のおすすめグッズとトレンド

2025年人気の多肉植物

  • モンステラ・デリシオーサとの組み合わせ:ジャングル風インテリア
  • ブルーグラス:青みがかった新品種
  • 希少種のアリオカルプス:コレクター向け
  • ミニ多肉:小さなスペースでも楽しめる

おすすめ便利グッズ

グッズ名

用途

おすすめブランド

自動水やりポット

長期不在時の水管理

レインボーポット

LED植物育成ライト

室内栽培の光補助

Sansi 15W

多肉植物用肥料

元気な成長をサポート

ハイポネックス多肉用

テラコッタ鉢

通気性の良い植え付け

各種メーカー

SNSでの楽しみ方トレンド

  • インスタグラム:#多肉植物で植え替え動画共有
  • TikTok:タイムラプス動画で成長記録
  • YouTube:育て方講座動画の投稿
  • ブログ:日記形式での成長記録

ディスプレイトレンド

  • ミニ多肉テラリウム:ガラス容器が人気
  • 壁面グリーン:垂直ガーデンキットの利用
  • ナチュラルスタイル:木材と多肉の組み合わせ
  • ミニマルデザイン:シンプルな鉢と配置

購入先トレンド

  • オンライン通販:種類が豊富
  • ホームセンター:手軽に購入可能
  • 多肉植物専門店:希少種が入手可能
  • 展示会:直接選べて相談できる