多肉植物の増やし方｜初心者でも簡単な葉挿し・茎挿しのコツ

多肉植物の増やし方は初心者でも簡単にできる。葉挿し、茎挿し、子株分け、水挿しの4つの方法があり、それぞれに適した種類やコツが紹介されている。成功のポイントは、適切な土、水やりの頻度、日光の加減など、基本的な環境管理にある。記事では各手法のステップやおすすめの多肉植物、失敗を減らすためのヒントも詳しく解説している。

多肉植物の増やし方は初心者にも簡単

多肉植物の増やし方は、見た目以上に簡単で、初めての人でも気軽に始められます。必要なのは基本的な道具と少しの忍耐力だけ。自然に合わせた育て方なので、無理なく続けられます。

多肉植物は、葉や茎、子株を使って新しい植物をつくれます。どの方法も土や水があればOK。失敗しても元の植物にほとんど影響がなく、コストもほとんどかかりません。

• 葉を取るだけの葉挿し
• 茎を切って使う茎挿し
• 子株を分けて植える分割
• 水で根を出してから土に移す水挿し

どれも日数はかかりますが、特に難しい手順はありません。観察力があれば、自然と上手に育てられるようになります。

葉挿しで新しい植物を育てる方法

葉挿しは、多肉植物を増やす方法の中でも最も基本的で人気のやり方。必要なのは健康な葉と少しの時間だけ。この方法は、Echeveria（エケベリア）やHaworthia（ハウォルチア）など、多くの種類に使えます。

葉挿しの基本ステップ

• 葉を取る：下のほうにある元気な葉を、ぐらつかないように手でそっとはがします。途中でちぎれると失敗につながります。
• 乾燥させる：葉を1～3日、直射日光を避けて陰干しします。表面が固まると腐りにくくなります。
• 土に置く：多肉植物用の土に直接うつさず、葉を土の上に乗せるだけ。水は少量ずつ、土が乾いてから与えます。
• 根と芽が出る：2～3週間で小さな根と若葉が出てきます。これで新しい植物の誕生です。

葉挿しで成功するコツ

• 葉は元気なものを選ぶ
• 乾燥は必ず行う
• 直射日光は避ける
• 水は少なめに、頻度は控えめに

葉挿しに向いてる多肉の例

葉挿しは失敗しても元の植物にダメージが少ないため、初心者におすすめです。うまくいけば、1枚の葉からたくさんの新しい多肉植物が生まれます。

茎挿しは伸びた多肉に最適なPropagation法

茎挿しは、特に「脚が伸びてしまった」多肉植物にぴったりの増やし方。見た目をスッキリさせると同時に、新しい植物を手に入れられます。多肉植物 育て方に迷ってる人にもおすすめです。

茎挿しのやり方

• 茎を切る：伸びてしまった部分を、葉が生えてる節の下からカットします。長さは5～10cm程度が目安。
• 切った部分を乾燥：切口を1～2日陰干しして、傷口を固めます。これで腐るのを防げます。
• 土に挿す：多肉用の土に約2cmほど挿して固定します。 Chopstickなどで支えると安心。
• 水やり：土が完全に乾いてから、少量の水を与えます。頻度は週に1回程度。
• 根が出るまで待つ：通常2～4週間で根が出てきます。新芽が見られたら成功のサイン。

茎挿しに向いてる多肉の例

茎挿しの成功のコツ

• 切るときは清潔なハサミを使う
• 切口はしっかり乾かす
• 直射日光は避けて、明るい日陰に置く
• 水は頻繁に与えすぎない

茎挿しは見た目の整理もできるので、室内で多肉を育ててる人におすすめの方法です。うまくいけば、1本の茎から複数の新しい植物が生まれます。

子株を分けることで簡単に増やせる種類も

子株（しそう）を分ける方法は、多肉植物を増やす中でも手間が少なく、成功率が高いやり方。親株のそばに自然に生えてくる小さな株を、やさしく分離して別々に植えます。多肉植物の名前によっては、この方法が最も自然で簡単です。

子株を分ける手順

• 子株を見つける：親の plant の根元に、小さな plant が生えてきてるのを見つけます。これが子株です。
• 分離する：手かピンセットを使って、親と子株のつながりをやさしく切ります。根がついてるとなお良い。
• 乾燥させる：切った部分を1日程度陰干しして、傷口を固めます。
• 植える：多肉植物用の土に植えて、しっかり水をあげます。以降は普通の多肉と同様に育てます。

子株を分けるのに向いた多肉

子株分けのメリット

• 手順が簡単で初心者でも失敗しにくい
• 親株にダメージが少ない
• 根がすでに付いてるので、成長が早い
• 自然な形で増やせる

子株を分けるのは、多肉植物 おすすめ 初心者に最適な方法です。特にセンペルビブムなどは、自然に子株を大量に作るので、1年経つとポットがいっぱいになるほどです。

水挿しや土の選び方など育成のコツ

多肉植物の増やし方にはいくつかの方法がありますが、どの方法でも共通して重要なのは土の選択や水やりのタイミング。多肉植物の育て方をしっかり抑えれば、失敗もグッと減ります。

水挿しのやり方

水挿しは葉や茎を水に入れて根を出す方法。手軽に始められて、成長過程が見えるので人気です。

• 葉や茎を切り取る（葉挿し・茎挿しと同様）
• 水が入ったコップや浅い容器に、切口だけが浸かるように置く
• 水は1週間に1回交換
• 根が2～3cm伸びたら、多肉用の土に植える

• メリット：成長が見えるので分かりやすい
• デメリット：水から土への移行で失敗しやすい

多肉植物に合った土の選び方

多肉植物は水をためない性質があるので、水はけの良い土が必須です。市販の多肉用培養土でも良いですが、自分で配合することもできます。

水やりのコツ

多肉植物に限らず、「乾燥 → 水やり → 再度乾燥」のサイクルが基本。特に増やしたばかりの植物は根が弱いので、過湿になると腐る原因になります。

• 土の表面が完全に乾いてから水を与える
• 水は鉢底から少し流れ出るくらいを与える
• 夏は水やり頻度を上げて、冬は控える

その他の育成のポイント

• 光：明るい日陰が理想的。直射日光は強いと葉焼けの原因に
• 温度：15～25℃が育てやすい環境
• 風通し：カビや害虫を防ぐためにも、風通しをよくする

増やしたばかりの多肉は、環境の変化に弱いです。場所や水やり、土の管理をコツコツと続けることが、育成成功のカギです。多肉植物の病害虫対策も合わせてチェックしておきたいポイントです。