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多肉植物の水やりは「乾いたらたっぷり」が基本原則です。季節によって頻度と量を調整し、春は成長期なので7~10日に1回たっぷり、夏は蒸れ防止のため5~7日に1回適量、秋は10~14日に1回控えめ、冬は月1回ごく少量与えます。土の乾燥は指で確認し、葉の状態も水やりのサインになります。根腐れや過湿にはすぐに対処し、種類によって水やりの方法が異なるので注意が必要です。
Question | Answer |
---|---|
多肉植物の水やりの基本は何ですか | 土が完全に乾いたら鉢底から流れ出るくらいたっぷり与えることです |
水やりの頻度は季節でどう変わりますか | 春は7~10日に1回、夏は5~7日に1回、秋は10~14日に1回、冬は月1回程度が目安です |
水不足のサインはどうやって見分けますか | 葉がしわしわになり柔らかくなるのが水不足のサインです |
根腐れしたときの対処法は何ですか | 腐った根を切除し数日陰干ししてから新しい土に植え替えます |
多肉植物の水やり基本と失敗しないポイント
多肉植物の水やりで最も重要なのは「乾いたらたっぷり」の原則です
水やりの基本ルール
- 土が完全に乾いてから水を与える
- 鉢底から水が流れ出るくらいたっぷり与える
- 受け皿に溜まった水は必ず捨てる
- 葉や茎に水がかからないように注意する
失敗しやすいポイントと対策
失敗例 | 原因 | 対策 |
---|---|---|
根腐れ | 水の与えすぎ | 土の乾燥を確認してから水やり |
葉がしわしわ | 水不足 | すぐに水を与えて日陰で管理 |
徒長 | 日照不足+過湿 | 日当たり改善と水やり調整 |
水やりのタイミングは指で土を触って確認するのが確実です
表面が乾いていても中が湿っている場合があるので注意が必要です
季節別の水やり頻度と量の調整方法
春(3月~5月)
成長期なので土が乾いたらたっぷり水を与える
目安:7~10日に1回程度
夏(6月~8月)
蒸れに注意しながら水やり
涼しい時間帯に与え、夕方までに乾く量が理想
目安:5~7日に1回程度
秋(9月~11月)
成長が鈍るので水やり間隔をあける
目安:10~14日に1回程度
冬(12月~2月)
休眠期なのでほとんど水やり不要
月に1回程度、土を軽く湿らせる程度でOK
季節 | 頻度 | 水量 | 注意点 |
---|---|---|---|
春 | 7~10日/回 | たっぷり | 成長期なのでしっかり与える |
夏 | 5~7日/回 | 適量 | 蒸れ防止のため涼しい時間に |
秋 | 10~14日/回 | 控えめ | 徐々に水やり回数を減らす |
冬 | 月1回程度 | ごく少量 | 断水気味に管理 |
季節の変わり目は様子を見ながら調整することが大切です
水やりのサインを見極めるコツ
土の状態で判断する方法
- 指先で土の表面を2~3cm押して乾燥を確認
- 竹串や割り箸を土に挿し、湿り気をチェック
- 鉢を持ち上げて重さで乾燥度を判断
多肉植物の見た目でわかるサイン
状態 | 水やりのサイン | 具体例 |
---|---|---|
水が必要な時 | 葉がしわしわになる | 下部の葉から柔らかくなる |
水が多すぎる時 | 葉が透き通る | 葉がぶよぶよになる |
適切な状態 | 葉がふっくらしている | 触るとしっかりした感触 |
鉢の種類別チェック方法
- プラスチック鉢:色の変化で乾燥がわかる
- 陶器鉢:表面の温度で判断
- 素焼き鉢:側面の湿り気で確認
朝に葉が元気がない場合は水切れの可能性が高いです
夕方までに回復しない場合はすぐに水を与えましょう
水やり後のトラブル対処法
根腐れが起きた場合
- すぐに鉢から抜いて根をチェック
- 腐った根は清潔なハサミで切除
- 2~3日陰干ししてから新しい土に植え替え
- 1週間は水やりを控える
葉がぶよぶよになったとき
水の与えすぎが原因です
すぐに日当たりの良い場所に移動
土を乾かすために風通しを良くする
次の水やりは完全に乾くまで待つ
カビや虫が発生した場合
症状 | 原因 | 対処法 |
---|---|---|
白いカビ | 過湿+通気不良 | 表面の土を取り除き、風通し改善 |
コバエ発生 | 有機質多い土+過湿 | 土の表面に砂を敷く、水やり控える |
葉先が黒くなる | 水やりの水温が低い | 室温の水を使用、葉にかからないように |
急な葉落ちが起きたとき
環境変化や水ストレスの可能性
落ちた葉は挿し芽に利用可能
そのままの環境で様子を見る
トラブル時は基本の育て方を再確認しましょう
多肉植物の種類別水やりアドバイス
エケベリア属
ロゼット型で水が葉にかからないように注意
葉の間の蒸れに弱いので慎重に水やり
成長期は土が乾いたらたっぷり与える
ハオルチア属
半日陰を好み過湿に弱い種類
水やりは控えめで風通し良く管理
夏場は特に水やり頻度を減らす
セダム属
種類 | 水やり頻度 | 特徴 |
---|---|---|
グランドカバー種 | やや多め | 乾燥に強いが成長期は水必要 |
木立性種 | 普通 | 土の乾燥を確認してから与える |
センペルビウム属
耐寒性が強く乾燥に非常に強い
冬場は断水しても問題ない
成長期もやや乾燥気味に管理
その他の種類
- リトープス:月に1~2回で十分
- クラッスラ:葉の硬さで水やりのタイミング判断
- カランコエ:花時期は水多め、それ以外は控えめ