多肉植物の育て方 初心者向け室内栽培ガイド2025|失敗しないコツ
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多肉植物の育て方 初心者向け室内栽培ガイド2025|失敗しないコツ

9/5/2025, 3:16:09 AM

多肉植物の室内での育て方を解説。水やり頻度や置き場所、土選びなど初心者が失敗しない基本ポイントをわかりやすく紹介。2025年最新の栽培方法とおすすめ品種も。

Table of Contents

多肉植物は乾燥に強く水やりが少ないため室内栽培に最適です

エケベリアやハオルチアなど初心者向けの品種が多く育てやすい特徴があります

適切な光量と水はけの良い土が生育の重要なポイントです

葉挿しや挿し木で簡単に増やすことができます

徒長や根腐れなどのトラブルは日々の観察で早期に対処しましょう

Question

Answer

多肉植物の水やりはどのくらいの頻度ですか

土が完全に乾いてから1〜2週間に1回が目安です

室内で育てるのに最適な場所はどこですか

南向きの窓際が理想的ですが直射日光には注意が必要です

初心者におすすめの品種は何ですか

エケベリアやアロエが育てやすく失敗が少ないです

多肉植物を増やす方法はありますか

葉挿しや挿し木で簡単に増やすことができます

根腐れを防ぐにはどうすればいいですか

水はけの良い土を使い水やりは土が乾いてからにしましょう

多肉植物の基本的な特徴と室内栽培のメリット

多肉植物は乾燥地帯に自生する植物で、茎や葉に水分を蓄える特徴があります。この性質から水やりの頻度が少なく、手間がかからないため忙しい現代人にぴったりです。

代表的な多肉植物の種類

種類

特徴

エケベリア

ロゼット状の葉が特徴的で色鮮やかな品種が多い

ハオルチア

小型で縞模様の葉が可愛らしい

セダム

地面を這うように広がるタイプや立ち上がるタイプがある

アロエ

薬用効果もある人気の多肉植物

カランコエ

花を咲かせる種類も多い

室内栽培のメリット

  • 水やりが少なくて済む:乾燥に強く、1〜2週間に1回の水やりで十分
  • スペースを取らない:小型の鉢で育てられるため、窓際やデスクに飾りやすい
  • 空気を浄化する:一部の多肉植物は室内の空気をきれいにする効果がある
  • インテリアとして楽しめる:可愛らしい形や色合いが部屋のアクセントになる

多肉植物は光合成を行うため適切な光量が必要ですが、室内でも南向きの窓際など明るい場所であれば問題なく育てられます。

室内で育てるための4つの基本条件 光・水・土・温度

光:適切な日当たりを確保する

多肉植物は光が大好きですが、直射日光が当たる場所に長時間置くと葉焼けすることがあります。

置き場所

特徴

注意点

南向きの窓際

1日中明るい光が当たるため最も適している

夏場の強い日差しに注意

東向きの窓際

朝の柔らかい光が当たるため葉焼けリスクが低い

午後は光量が減少

西向きの窓際

午後の光が当たる

強い光に注意、カーテンで調節

北向きの窓際

光が不足しがち

人工光(LEDライト)を補うのがおすすめ

水:過剰な水やりは禁物

多肉植物の最大の敵は過剰な水やりです。根腐れを防ぐためのポイント:

  • 水やりのタイミング:土が完全に乾いてから与える
  • 目安は1〜2週間に1回(季節や室温によって変化)
  • 冬場(11月〜2月)はさらに減らし、1ヶ月に1回程度にする
  • 鉢底から水を吸わせる底面給水がおすすめ
  • 上から水をかける場合は葉に水がかからないように注意

土:水はけの良い土を選ぶ

多肉植物は湿気を嫌うため、水はけの良い土が必須です。

  • 基本のブレンド:赤玉土(小粒)50% + 鹿沼土30% + 軽石またはパーライト20%
  • 市販の土を使う場合:「多肉植物の土」または「サボテンの土」を選ぶ
  • 腐葉土は避ける(保水性が高すぎるため)
  • 素焼き鉢がベスト:通気性が良く水分が適度に蒸発する
  • プラスチック鉢は避ける:水はけが悪く根腐れの原因になる

温度・湿度:適切な環境を保つ

多肉植物は10℃〜30℃の範囲でよく育ちます。

  • 夏場(30℃以上):直射日光を避け風通しの良い場所に移動
  • 冬場(10℃以下):水やりを控え室内の暖かい場所に置く
  • 高湿度はカビや病気の原因になるため風通しを良くする
  • エアコンの風が直接当たらないようにする
  • 冬の窓際は冷え込むので鉢の下に発泡スチロールを敷く

初心者におすすめの多肉植物5選と育てやすさ比較

品種名

特徴

育てやすさ

おすすめポイント

エケベリア

ロゼット状で色鮮やか、人気No.1

★★★★★

形が美しくインテリア性が高い

ハオルチア

小型で縞模様が可愛い

★★★★☆

光が少ない室内でも育ちやすい

セダム(マンネングサ)

地面を這うように広がる

★★★★★

非常に丈夫で増やしやすい

アロエ

薬用効果もあり丈夫

★★★★★

初心者でも枯れにくい

カランコエ

花が咲き色鮮やか

★★★☆☆

花を楽しみたい人向け

各品種の詳細特徴

  • エケベリア:ロゼット型の葉が特徴的で、ピンクや青など色のバリエーションが豊富。日当たりが良いと色鮮やかになる
  • ハオルチア:窓のような透明な部分を持つ種類も。直射日光を避け、明るい日陰で管理すると良い
  • セダム:グランドカバーとしても使える。繁殖力が強く、挿し木で簡単に増やせる
  • アロエ:やけどや虫刺されの薬用効果あり。乾燥に強く、水やり忘れにも耐えられる
  • カランコエ:開花期間が長く、赤や黄色の花を楽しめる。花後は剪定が必要

育てやすさの比較ポイント

  • ★の数が多いほど管理が簡単
  • 水やりの頻度が少ない品種ほど初心者向け
  • 光量への適応力が高い品種は室内向き
  • 病気や害虫に強い品種は失敗が少ない

多肉植物の増やし方 葉挿しと挿し木の簡単な方法

葉挿し(リーフカット)の手順

  • 健康な葉を優しく取る(根元からポキッと折る)
  • 2〜3日、風通しの良い場所で乾かす(切り口を乾燥させる)
  • 乾いた土の上に置く(水やりはしない)
  • 1〜2週間で根が生えるので、その後は通常の水やりをする

挿し木(カット苗)の手順

  • 茎をカットし、2〜3日乾かす
  • 乾いた土に挿す
  • 1〜2週間で根付く

分株の方法

  • 子株ができたら、親株から切り離して別の鉢に植える
  • 根を傷めないように注意して分ける
  • 分けた後は数日間乾かしてから植え付ける

増やし方

適した時期

成功率

注意点

葉挿し

春〜秋がベスト

高い

水やりは根が出てから

挿し木

春〜秋がベスト

非常に高い

切り口をしっかり乾燥させる

分株

成長期なら可能

高い

根を傷つけないように注意

増やすときのポイント

  • 増やす時期は春〜秋がベスト
  • 冬場は成長が遅くなるので増やし作業は避ける
  • 直射日光の当たらない明るい日陰で管理
  • 根が出るまでは水やりを控える
  • 使用する土は清潔なものを用意する

多肉植物は比較的簡単に増やせるのが魅力です。葉挿しは失敗してもリスクが少ないので、初心者には特におすすめの方法です。

よくある失敗例と対策 徒長や根腐れを防ぐコツ

失敗例

原因

対策

徒長(茎が伸びる)

光不足

南向きの窓際に移動、またはLEDライトを使用

根腐れ

水のやりすぎ

土が乾いてから水を与える、底面給水を試す

葉が黄色くなる

水のやりすぎまたは光不足

水やりを控え、日当たりを確保

葉がしわしわ

水不足

土が乾いたらたっぷり水を与える

カビや病気

高湿度

風通しを良くし、湿気を避ける

徒長の詳細対策

  • 日当たりの良い場所に移動させる
  • 定期的に鉢を回して光を均等に当てる
  • 植物育成ライトを補助的に使用する
  • 徒長した部分はカットして挿し木で再利用可能

根腐れの予防方法

  • 水やりの前に必ず土の状態を確認する
  • 受け皿の水は必ず捨てる
  • 水はけの良い土を使用する
  • 素焼き鉢など通気性の良い容器を選ぶ
  • 冬場は水やりを極力控える(1ヶ月に1回程度)

その他のよくあるトラブル

  • 葉が落ちる:環境変化や水不足が原因。適切な水やりと環境慣らしを
  • 葉先が枯れる:直射日光による葉焼け。遮光ネットやレースカーテンで調節
  • 害虫発生:カイガラムシやアブラムシに注意。早期発見で薬剤散布
  • 成長しない:休眠期か光量不足。季節に応じた管理を

多肉植物のトラブルは早期発見が重要です。日々の観察を習慣づけ、異常に気づいたら早めに対処しましょう。