多肉植物の育て方|初心者でも簡単な基本管理とおすすめ品種
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多肉植物の育て方|初心者でも簡単な基本管理とおすすめ品種

9/7/2025, 1:23:11 AM

多肉植物の基本的な育て方から水やり、日当たり、植え替えのコツまで解説。初心者でも失敗しない多肉植物の管理方法とおすすめの品種を紹介します。

Table of Contents

多肉植物を育てるには日当たりと風通しが重要で、室内なら窓辺の明るい場所が最適です。水やりは土が完全に乾いてからたっぷり与えるのが基本で、季節によって頻度が変わります。植え替えは2-3年に1回、春か秋に行いましょう。初心者にはエケベリアやセダムなど丈夫な品種がおすすめです。根腐れや徒長などのトラブルは早期発見と適切な対処が大切です。

Question

Answer

多肉植物に最適な置き場所は?

室内なら窓辺の明るい場所、屋外なら雨や強風を避けられる軒下やベランダが良いです。

水やりの頻度はどのくらい?

土が完全に乾いてから与えるのが基本で、季節によって7-14日に1回程度が目安です。

初心者におすすめの品種は?

エケベリアやセダムなど丈夫で管理が簡単な品種がおすすめです。

植え替えの適期はいつ?

成長期前の春(3-5月)か秋(9-10月)が最適です。

根腐れしたらどうする?

腐った部分を切除し、乾かしてから新しい土に植え替えます。

多肉植物を育てるのに最適な環境とは

多肉植物を育てる環境で最も重要なのは日当たりと風通しです

室内で育てる場合は窓辺の明るい場所が最適で直射日光が当たらないレースカーテン越しが安心です

屋外では雨や強風を避けられる軒下やベランダが良いでしょう

置き場所別の環境条件

場所

光量

温度

注意点

室内窓辺

明るい間接光

15-25℃

エアコンの風が直接当たらないように

ベランダ

半日陰~日向

5-30℃

夏の西日と冬の霜に注意

室外機近く

環境による

変動しやすい

熱風や冷風が当たらない場所を選ぶ

季節ごとの環境調整ポイント

  • 春と秋:屋外の日当たり良い場所が最適
  • 夏:直射日光を避け風通しの良い半日陰
  • 冬:室内の明るい窓辺で寒さから保護

多肉植物は種類によって好む環境が異なります詳しい置き場所の選び方はこちら

エケベリアなどロゼット型は日光を好みハオルチアは柔らかい光を好む傾向があります

水やりの頻度とタイミングの基本

多肉植物の水やりは「土が完全に乾いてからたっぷりと」が基本です

季節や環境によって頻度が変わるので鉢土の状態を確認してから水を与えましょう

季節別の水やり頻度の目安

季節

頻度

時間帯

水量

春・秋

7-10日に1回

午前中

鉢底から水が流れるまで

10-14日に1回

涼しい夕方

やや控えめに

2-4週間に1回

暖かい日中

土が湿る程度

水やりのチェックポイント

  • 葉がしわしわになってから水を与える
  • 受け皿に溜まった水は必ず捨てる
  • 葉や茎に水がかからないように注意
  • 高温多湿の日は水やりを控える

水の与えすぎは根腐れの原因になります土が湿っている間は絶対に水を与えないでください

鉢を持ち上げて軽いと感じたら水やりのサインです植え替え時の水やりについてはこちら

種類別の水やり注意点

  • セダム類:やや多めの水を好む
  • ハオルチア:水やや控えめが無難
  • リトープス:生長期以外は断水気味

植え替えの時期と正しい手順

多肉植物の植え替えは成長期前の春か秋が最適です2-3年に1回を目安に行いましょう

鉢底から根が出ている株や土が固くなった株は植え替えのサインです

植え替えに適した時期

季節

時期

メリット

注意点

3月-5月

成長期前に根をリフレッシュ

霜の心配がなくなる頃

9月-10月

夏のダメージを修復

冬前に根を張らせる

植え替えの準備するもの

  • 一回り大きい鉢
  • 多肉植物用の土
  • 鉢底ネットと軽石
  • ピンセットとハサミ
  • 軍手

植え替えの手順

  • 鉢から株を優しく抜き出す
  • 古い土を落とし傷んだ根をカット
  • 新しい鉢に鉢底ネットと軽石を敷く
  • 土を1/3ほど入れ株をセット
  • 周りに土を補充して固定する
  • 植え替え後1週間は水やりしない

根を切った後は2-3日陰干ししてから植え付けます詳しい植え方のコツはこちら

植え替え後の管理

  • 直射日光を避け明るい日陰に置く
  • 1週間経ってから軽く水やり開始
  • 2週間後から通常の管理に戻す
  • 肥料は1ヶ月後から与える

初心者におすすめの育てやすい品種

多肉植物には数多くの種類がありますが初心者には丈夫で管理が簡単な品種がおすすめです

失敗が少なく成長が早い品種から始めると育てる楽しみを実感できます

おすすめ品種一覧

品種名

特徴

耐寒性

耐暑性

管理のしやすさ

エケベリア

ロゼット型で色のバリエーション豊富

普通

強い

★★★★★

セダム

グランドカバー向きで繁殖力が高い

強い

非常に強い

★★★★☆

ハオルチア

柔らかい光を好み室内向き

弱い

普通

★★★★☆

グラプトペタルム

葉が厚く乾燥に強い

普通

強い

★★★★★

カランコエ

開花が楽しめる丈夫な品種

弱い

強い

★★★☆☆

品種別のおすすめポイント

  • エケベリア:形が崩れにくく初心者でも管理しやすい
  • セダム増やし方が簡単でどんどん増える楽しみがある
  • ハオルチア:直射日光が苦手なので室内で育てやすい
  • グラプトペタルム:水やりの失敗に強く枯れにくい

小型で場所を取らないおすすめ品種

  • 朧月(おぼろづき)
  • 熊童子(くまどうじ)
  • 星の王子
  • 月美人

最初は3-4種類から始めてそれぞれの特性を学ぶのがおすすめですもっと詳しい品種情報はこちら

価格も手頃な300-800円程度の苗から始めるのが失敗が少ないです

よくあるトラブルと対処法

多肉植物を育てていると様々なトラブルに遭遇します早期発見と適切な対処が重要です

代表的なトラブルと解決策

トラブル

症状

原因

対処法

根腐れ

葉がぶよぶよになる

水の与えすぎ

腐った部分を切除し乾かしてから植え替え

徒長

間延びしてひょろ長くなる

日光不足

明るい場所に移動し先端をカット

葉焼け

葉に茶色い跡がつく

直射日光の当たりすぎ

半日陰に移動し焼けた葉を取り除く

害虫被害

葉に白い綿や小さな虫

カイガラムシやアブラムシ

歯ブラシで除去し薬剤散布

凍傷

葉が透明化し柔らかくなる

低温障害

凍傷部分を切除し暖かい場所へ

予防と日常的なチェックポイント

  • 週に1回は葉の状態を確認する
  • 水やり前には必ず土の乾燥を確認
  • 季節の変わり目は環境変化に注意
  • 新しい植物はしばらく隔離して観察

緊急時の対応手順

  • トラブルを発見したらすぐに隔離
  • 原因を特定し適切な対処を実施
  • 回復まで直射日光を避け安静に
  • 完全回復後は通常管理に戻す

根腐れした場合は植え替えが必要です腐った根はすべて取り除きましょう

害虫は早期発見が重要です葉の裏や付け根をこまめにチェックしてください