多肉植物の4月の育て方|春の管理とお手入れのポイント
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多肉植物の4月の育て方|春の管理とお手入れのポイント

7/27/2025, 10:36:01 AM

4月の多肉植物の育て方を解説。水やりのタイミング、日光の当て方、植え替えや挿し芽のコツ、病害虫対策まで。春の管理で元気な多肉を育てよう。

Table of Contents

4月は多肉植物の成長期が始まる重要な時期で、冬の休眠期からうつりかわるため水やりや日当たりの管理を少しずつ変えていく必要があります

土が完全に乾いてから数日空けて水やりをし、2〜3週間に1回の頻度に調整しましょう

日差しが強くなるので、直射日光に急に当てず、2週間かけて徐々に明るい場所に慣れさせ、葉焼けに注意してください

植え替えや挿し芽も4月が最適で、根の回復が早く、葉挿しや茎挿しの成功率が高くなります

ハダニやカイガラムシなどの害虫が活動し始めるので、風通しを良くし、鉢の間隔をあけて定期的にチェックし、異常があれば早めに対処しましょう

室内で育てる場合は窓際の日なたを確保し、日々の観察と環境調整で健康な多肉植物を育ててください

質問

回答

4月の多肉植物に水はどのくらいの頻度であげればいいですか

土が完全に乾いてから2〜3日後に、たっぷりと水やりします

4月に多肉植物を外に出しても大丈夫ですか

日差しを避けた明るい日陰から始め、2週間かけて徐々に慣らしましょう

4月は多肉植物の植え替えをしてもいいですか

はい、成長期に入る4月は植え替えや挿し芽に最適な時期です

4月に気をつけたい多肉植物の病気はありますか

水のやりすぎによる根腐れや、ハダニ・カイガラムシの発生に注意が必要です

4月に肥料は必要ですか

成長期に入った株には、薄めた液肥を月1回程度与えると良いです

4月の多肉植物の基本的な管理のポイント

4月は多肉植物の成長期が始まる重要な時期です

冬の休眠期から目覚め、ぐんぐん成長し始めるので、管理を徐々に変えていく必要があります

気温が上がり日差しが強くなるため、水やりや置き場所の見直しが急務です

この時期の主な作業

  • 水やりの頻度を少しずつ増やす
  • 日当たりの良い場所へ移動させる
  • 必要に応じて植え替えや挿し芽を行う
  • 春用の肥料を薄めて与える準備をする
  • 新芽や害虫のチェックを毎日行う

温度と環境の目安

項目

適した状態

気温

10℃〜25℃

日の当り方

明るい日陰から直射日光へ徐々に慣らす

風通し

よく換気する

急に暑くなる日もあるので、天気予報をチェックして対応しましょう

特に午後の強い日差しには注意が必要です

室内で育てる場合は、窓際の日なたを確保してください

外に出す場合は、いきなり直射日光は避け、2週間ほどで段々と慣らしていきます

水やりと土の乾燥具合の確認方法

4月になると多肉植物の水やり回数を少しずつ増やします

成長期に入るため、土が完全に乾いてから3日ほど空けて水を与えてください

冬の間は1ヶ月に1回程度だった水やりを、2〜3週間に1回に調整します

土の乾燥をチェックする方法

  • 指を土に1cmほど入れて乾いているか確認
  • 鉢を持ち上げて軽くなったか感じる
  • 底穴から土が乾いているのを確認
  • 竹串を刺して取り出し、付いた土が崩れるかチェック

水やりのタイミングの目安

状況

水やりのタイミング

室内、風通しが悪い

土が乾いてから5日後

屋外、風通しが良い

土が乾いてから2〜3日後

小型の多肉

土が乾いたら少し早めに

大型や丸い形の多肉

しっかり乾かしてから

朝か夕方の気温が落ち着いている時間に水をあげましょう

特に昼間の真夏のような気温の日は避けます

水は土全体が湿るまでたっぷりと、鉢底から流れ出る量を与えます

多肉植物の水やり方法を間違えると根腐れの原因になるので注意が必要です

春の光と置き場所の調整について

4月は日差しが強くなり始めるため、多肉植物の置き場所を見直すタイミングです

冬の間、室内や日陰に避難させていた鉢は、今から徐々に明るい場所へ移動させます

光環境の変化に注意

  • 直射日光に急に当てると葉焼けする
  • まずは午前中のみ日が当たる場所へ
  • 1週間ほど経って問題なければ午後も日が当たる場所へ
  • 葉の色が赤みやピンク色に変わるのは健康な証拠
  • 白く傷んだように見える場合は即移動

場所別の対応方法

設置場所

対応のポイント

屋外

軒下や明るい日陰からスタートし、2週間で屋外の日なたへ

ベランダ

西日が当たる場所は午後からカットする

室内窓際

カーテン越しの日光でもOK、定期的に角度を変える

リビングなど間接光

一日中明るくても成長が遅い、可能なら外に出す

風通しの良い場所を選ぶことも大切です

蒸れを防ぐため、鉢と鉢の間は少し間隔をあけましょう

多肉植物の日当たりは、赤く締まった見た目を保つ鍵になります

特に ロココ銘月 などの人気品種は、光量で色づきが大きく変わります

植え替えや増やし方(挿し芽)の適期

4月は多肉植物の植え替えや増やしに最適な時期です

成長期に入ったばかりで、根や新芽が出やすいため成功率が高いです

植え替えの手順

  • 古い土を軽く落として根をチェック
  • 腐っていた根や細い根はハサミでカット
  • 新しい多肉植物の土に植え替える
  • 植え替え後は3日ほど水を控える
  • その後、通常通りの水やり開始

挿し芽で増やす方法

健康な葉や茎を使って新しい苗を育てます

  • 葉挿し:ずんっとした葉を親株から外す
  • 茎挿し:伸びた茎を5〜10cm切って使う
  • 切り口を1〜2日乾かす(乾燥させる)
  • 土の上に置く(葉)または少し刺す(茎)
  • 数週間で根や新芽が出てくる

品種別の適した増やし方

品種の例

おすすめの増やし方

エケベリア、チラコイデス

葉挿し

セダム、パキフィツム

茎挿し

ハオルチア、アロエ

子株を分ける

クラッスラ、グリーンカーテン

挿し芽・葉挿し両方OK

挿し芽に成功した苗は、小さな鉢に植え替えて管理しましょう

植え替え時期や方法は、品種によって少し違うため、名前を知っておくと便利です

初心者は 初心者向けの品種から試すのが安心です

気をつけたい病害虫と対策

4月は気温が上がり、ダニやハダニ、カイガラムシなどが活動を始める時期です

特に風通しが悪く湿った場所にある鉢ほど被害を受けやすいです

よくある害虫と特徴

  • ハダニ:葉の裏に小さな赤や白の虫、くすんで見える
  • カイガラムシ:茎や葉の付け根に白や茶色のぶつぶつ
  • アブラムシ:新芽周りに集まる小さな緑や黒の虫
  • コガネムシの幼虫:土の中を食べて根を傷つける

簡単な対策方法

害虫

対処法

ハダニ

葉を水で洗い流し、殺虫スプレーを週1回

カイガラムシ

綿棒にアルコールをつけて丁寧にふき取る

アブラムシ

市販の殺虫剤、または石鹸水をスプレー

コガネムシ幼虫

土を交換、鉢底に防虫ネットを設置

日ごろから葉の裏や新芽をチェックすることが予防の基本です

異常が見られたら、他の多肉植物から離して隔離しましょう

水のやりすぎは根腐れの原因にもなり、病気のリスクを高めます

病害虫対策として、風通しを良くし、鉢と鉢の間にスペースを確保してください

土の上に赤玉土の小粒を敷く「トップドレス」も、虫よけに効果的です

4月の多肉植物管理を成功させるコツまとめ

4月は多肉植物の成長期のスタートで、水やりや日光管理の切り替えがとても大事です

冬の休眠期とは違い、徐々に水やりの頻度を増やし、土が完全に乾いてから数日空けてから watering しましょう

日差しが強くなるため、急な直射日光は避け、2週間ほどかけて屋外や明るい場所に慣れさせます

葉焼けを防ぐためにも、午前中のみ日が当たる場所から始めましょう

植え替えや挿し芽も4月が最適で、根の張りや新芽の出が良くなり、成功率が高くなります

葉挿しや茎挿しは品種に合った方法を選ぶと失敗しにくく、初心者は扱いやすい品種から試すのがおすすめです

害虫対策も忘れずに、特にハダニやカイガラムシは早めの発見と対処が鍵です

風通しを良くして鉢同士の間隔をあけ、土の表面に赤玉土を敷くと予防効果があります

日々のチェックと少しずつの環境調整で、4月の多肉植物は健康に育ちます

室内で育てる多肉も、窓際の日なたを活用してしっかり光を当てましょう

成長期のこの時期に正しい管理をして、丈夫で美しい多肉植物を育ててください