多肉植物リースの育て方と寄せ植えのコツ
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多肉植物リースの育て方と寄せ植えのコツ

7/25/2025, 6:23:01 AM

多肉植物リースの育て方テクニックと寄せ植えのコツ。季節に合わせた水や置き場の対応策と、枯れ・虫害の予防方法を紹介。インテリアに最適なアイディアです。

Table of Contents

多肉植物リースはココヤシマットの土台に多肉植物を植え付ける手作りインテリアで、材料はリース土台・小さな多肉・専用土・麻ひも・スプレー水差しなどを揃える。作成時は外側と縁に植えることで立体感を出し、成長速度や色・形のバランスを意識した寄せ植えが重要。育て方では季節ごとの水やり頻度(春・秋は2週に1回、夏は月1回、冬は乾燥時月1~2回)と日陰・風通しの確保がポイント。虫害対策はアルコール綿棒や殺虫スプレーで即対応。初心者でも失敗しにくい方法で、季節に合わせたデザインや長期的な管理を押さえれば、美しく長持ちするインテリアが完成する。

Question

Answer

多肉植物リースはどのくらいの頻度で水をやればいい?

春秋は土が乾いたら2週間に1回、夏冬は月1回程度で十分。スプレーで軽く湿らせるのが基本

葉がしおれるときはどう対処すべき?

水切れの可能性が高いのでスプレーで少量の水を吹きかけ、数日観察して様子を見る

リースにハダニがついたらどうする?

アルコール綿棒で直接取り除き、

殺虫剤

をスプレーして予防する

多肉植物リースに必要な材料は?

ココヤシマットの土台・多肉苗・排水の良い土・針金や麻ひも・スプレー水差し・ピンセット

リースのデザインを変えるには?

脇芽や枯れた株を取り替えることで、季節に合わせた寄せ植えを楽しめる

多肉植物リースの作成方法 – 材料と手順を確認

多肉植物リースを作るにはまず必要な材料を揃える

基本の材料はリース土台・多肉植物・専用の土・針金または麻ひも・スプレー水差し・ピンセットなど

必要な材料一覧

  • ココヤシマットのリース型土台(丸型またはハート型など)
  • 小さな多肉植物(エケベリア・セダム・グラプトペタルムなど)
  • 多肉植物専用の土(水はけが良いもの)
  • 園芸用の針金または丈夫な麻ひも
  • スプレー式の水差し
  • ピンセットまたは小さなスプーン
  • 新聞紙やビニール(作業時の汚れ防止)

基本の作り方ステップ

  • 土台にココヤシマットがしっかり巻かれているか確認
  • 土台の裏側から麻ひもまたは針金を通し、吊るせるように結ぶ
  • スプレーでマットを軽く湿らせる(乾燥していると扱いにくい)
  • 多肉植物を一つずつ根の土を軽く落としてから、ピンセットでマットのすき間に差し込む
  • 上からも下からも見えるように、均等に植えていく
  • 全体が埋まるまで繰り返し、最後に軽くスプレーで水をあげる

植え付けのコツ

多肉植物は中心よりも外側と縁に植えると立体的になる

成長速度が似た種類を組み合わせると長持ちする

色や葉の形に変化をつけると、リースがぐっとおしゃれに見える

完成後は半日陰で1週間ほど様子を見てから、日なたに出す

多肉植物リースの育て方 – 水やりや置き場のポイント

多肉植物リースは普通の鉢と違って土が少なく乾きやすい

でも水のあげすぎはすぐに根腐れの原因になるので注意が必要

水やりのタイミング

季節によって水やりの頻度が変わる

季節

水やりの目安

春(3~5月)

2週間に1回程度 スプレーで湿らす

秋(9~11月)

2週間に1回程度

夏(6~8月)

休眠期のため月1回程度。夜にスプレー

冬(12~2月)

乾燥しているなら月1~2回。凍結に注意

置き場所の選び方

多肉リースは風通しが良く、明るい日陰が基本

直射日光が当たる窓辺は夏場は厳禁

  • 屋外なら軒下や木の陰など
  • 屋内ならレースカーテン越しの窓辺
  • 雨が当たらない場所を選ぶ
  • 定期的に裏返して全体に均等に日光を当てる

湿度と風通し

リースはココヤシマットを使っているので湿りやすい

蒸れを防ぐためにも風通しはとても大事

室内なら1日に数時間換気する

カビや腐敗の予防に効果がある

特に梅雨時期は注意して管理する

多肉植物リースの寄せ植えテクニック – 組み合わせとデザインのコツ

多肉植物リースをおしゃれに仕上げるには寄せ植えのバランスが大事

色・形・高さを意識して配置するとぐっと見栄えが良くなる

おすすめの多肉の組み合わせ

基本は「主役・補助・動き」の3パターンで考える

役割

特徴

おすすめ品種

主役

目立つ存在感、丸い形や赤みが強い

エケベリア

ケッセルリンギアナ

補助

主役を引き立てる、色や形が落ち着いている

クラッスラ

、セネシオ

動き

端から垂れ下がるように伸びる

セダム、

うさぎのみみ

色のバランスを整えるコツ

リース全体の色調を決めてから植物を選ぶ

  • ナチュラル系:緑+白+茶(ココヤシの色を活かす)
  • パステル系:薄ピンク+クリーム+ライトグリーン
  • ビビッド系:赤+青緑+黄色(秋や冬のディスプレイに)

色が似たものを隣同士に置くより、少しずつ変化させるように配置

植え方の順序と配置

まず裏側から植えると表がきれいに仕上がる

  • 一番目立つ主役を上側やや右側に配置(人の目線に合う位置)
  • 補助となる植物をまわりに配置してまとまりを出す
  • 垂れるタイプは端や下側に入れて自然な流れをつくる
  • 空いているすき間に小さな苗を差し込んで隙間を埋める

完成後、少し離れて見てバランスをチェック

左右均等にしすぎず、自然な雰囲気を意識する

多肉植物リースを季節ごとに楽しむ方法 – 春・夏・秋の対応策

多肉植物リースは季節に合わせて管理を変えることで長く楽しめる

気温や日照量の変化に応じた対応が大事

春(3月~5月)の管理

春はほとんどの多肉が成長する時期

リースも активに根を伸ばし、新芽が出始める

  • 水やりを徐々に増やす(土が乾いたら2週間に1回)
  • 日なたへ移動させる(直射日光は午前中が安全)
  • 風通しの良い場所で管理し、蒸れを防ぐ
  • この時期に新しい苗を追加してリフレッシュも可能

夏(6月~8月)の対応策

夏は高温と湿度が最大の敵

多くの多肉が休眠に入るので過保護は禁物

特にリースは土が少ないので乾きやすく、逆に水切れにも注意

対策

ポイント

置き場所

直射日光の当たらない軒下や明るい日陰

水やり

月1回程度のスプレーで十分。夜に少量ずつ

風通し

室内なら窓を開ける、サーキュレーターを使う

チェック項目

葉がしわっとしたら水切れ。黒ずんだら根腐れのサイン

秋(9月~11月)の楽しみ方

秋は春に次ぐベストシーズン

気温が下がり始めると多肉が色づきだす

  • 水やりを春と同じペースに戻す
  • 日に日に長く日光を当てて、色揚げを促す
  • 紅葉したリースはインテリアとしてとても映える
  • 秋のイベント(ハロウィンなど)に合わせて装飾を加える

リースに小さなリボンやドライフラワーをプラスしても◎

自然素材を使うと多肉との相性が良い

多肉植物リースに起きがちな問題と解決法 – 枯れや虫害対策

多肉植物リースは管理が難しくないが、いくつかの問題が起きやすい

特に水のやりすぎと通気不良が原因のトラブルが多い

枯れる原因と対処法

症状

考えられる原因

対策

葉がしおれる・しわしわになる

水切れ

スプレーで軽く湿らせる。数日様子を見る

下の葉から黒くなる

水のやりすぎ・根腐れ

水やりを中止。風通しの良い場所に移動

全体がぐらぐらする

根が腐って植物がはがれかけ

該当の株を外し、

根腐れからの復活

を試みる

色が抜けて白っぽくなる

日焼けまたは光不足

強い直射日光を避け、明るい日陰に移動

虫害の種類と対策

リースも虫がつくことがある。特に注意したいのは以下の3つ

  • ハダニ:葉の裏に白い糸、細かい点。乾燥時に発生しやすい
  • カイガラムシ:葉のつけ根に白や茶色の塊。触るとベタつく
  • アブラムシ:新芽に集まる小さな虫。放置すると広がる

発見したらすぐに処理が必要

虫対策の実際のやり方

  • 綿棒にアルコールをつけて、虫を一つずつふき取る
  • 虫の多い部分はピンセットで取り除く
  • 全体に水で薄めた園芸用殺虫剤をスプレー
  • 風通しの良い場所で乾かす
  • 1週間後に再チェック。再発なら繰り返す

予防には定期的な点検と、風通しの確保が何より大事

ナメクジ対策同様、清潔な環境を保つ

多肉植物リースを長く楽しむための基本を押さえよう

多肉植物リースの作成から管理・デザインまでを解説した。材料選びや植え付けの順序・季節ごとの対応は基本となる知識だ。

水やりの頻度や置き場所の調整を怠ると、根腐れや色抜けにつながる。初心者でも失敗しにくい方法を実践しよう。

寄せ植えのテクニックを活用すれば、インテリアのアクセントとして季節を感じられるアレンジが可能だ。

虫害が発生しても素早く対処できれば、美しい状態を保つことができる。

これらの手順とポイントを押さえて、自分好みの多肉植物リースを作り育ててほしい。