多肉植物「オーロラ」の増やし方：初心者でも簡単に挑戦できる育て方ガイド

多肉植物「オーロラ」は、エケベリア属の一種で、美しいピンクや紫のグラデーションが特徴です。オーロラを増やす方法は主に3つあり、葉挿し・株分け・挿し木のどれでも可能です。初心者には葉挿しがおすすめで、成功率も高いです。増やすときは春・秋の成長期がベストで、水はけの良い土を使い、水やりは控えめに、直射日光を避け、明るい日陰で管理するのがコツです。

多肉植物「オーロラ」とは？基本情報と魅力

多肉植物「オーロラ」は、エケベリア属の一種で、美しいピンクや紫のグラデーションが特徴です。

光の当たり具合によって色が変化し、まるで虹を見ているような見た目になることがあります。

原産地はメキシコで、春と秋が主な成長期です。夏は休眠し、冬は寒さに弱いため注意が必要です。

基本情報

• 学名：Echeveria 'Aurora'
• 科：ベンケイソウ科
• 属：マンネングサ属（エケベリア属）
• 原産地：メキシコ
• 成長期：春と秋
• サイズ：直径10〜15cm程度

魅力ポイント

• 葉の色が日光や温度で変化するので、季節ごとに楽しめます。
• ロゼット形状が美しく、インテリアやテラリウムにもぴったり。
• 他の多肉植物と比べて病害虫に強く、育てやすい品種です。
• 春から初夏にかけて黄色やオレンジの花を咲かせることもあります。

オーロラの増やし方：3つの方法と手順

オーロラを増やす方法は主に3つあります。葉挿し、株分け、挿し木のどれでも可能です。

初心者には葉挿しがおすすめ。どれも基本的な手順を守れば、比較的簡単に増やすことができます。

1. 葉挿し（リーフカット）

オーロラの葉を使って新しい苗を育てる方法。成功率が高く、手軽にたくさんの苗が作れます。

• 健康な葉を根元からねじるように取り外す。
• 2〜3日風通しの良い場所で切り口を乾燥させる。
• 多肉植物用の土に葉を置き、切り口が少し土に触れるようにする。
• 土が完全に乾くまで水やりを控える。根が出てきたら少しずつ日光に当てて育てる。

2. 株分け（子株の分離）

親株の周りにできる子株を分けて増やす方法。すでに根があるため、比較的早く育ちます。

• 親株の周りに3〜5cm程度の子株が生えてきたら確認。
• 清潔な刃物で子株を切り離す。根があれば傷つけないように注意。
• 切り口を1〜2日乾燥させる。
• 多肉植物用の土に植え、軽く水やり。根がしっかり張るまで控えめに管理。

3. 挿し木（茎挿し）

茎が伸びてきたオーロラをカットして増やす方法。徒長した株にも有効です。

• 5〜10cmの茎を切り取る。下の葉を2〜3枚取り除く。
• 切り口を斜めにカットし、3〜5日乾燥させてカサブタを作る。
• 多肉用土に2〜3cm挿す。しっかり固定する。
• 1週間は水やりを控え、土が乾いたら少しずつ水を与える。

オーロラを増やす際の注意点

オーロラを増やすときは、いくつかのポイントに気をつけることで成功率が高まります。

失敗を防ぐために、時期や水やり、日光の管理には特に注意しましょう。

適した時期を選ぶ

オーロラの増やし方に最適な時期は、春（3〜5月）と秋（9〜10月）です。

• この時期はオーロラの成長期で、発根しやすい。
• 夏は高温多湿で腐りやすく、冬は成長が遅くなるため避けた方が無難。

土と水やりの管理

水はけの良い土を使い、水やりは控えめに。

• 使用する土は、多肉植物用の専用土や赤玉土・鹿沼土・パーライトの混合がおすすめ。
• 葉挿しや挿し木直後は、1週間は水やりをしない。
• 根が出てきたら、土が完全に乾いてからたっぷりと与える。

日光の当て方

直射日光は葉焼けの原因になるので注意が必要です。

• オーロラは明るい日陰が適しています。
• 日光不足だと葉の色が薄くなるので、半日陰程度の光を確保しましょう。

病害虫と腐敗対策

増やしている最中に問題になりやすいのが、害虫と腐敗です。

• カイガラムシやアブラムシがついた場合は、早めに駆除する。
• 水のやりすぎや風通しの悪さが腐敗を引き起こすので、管理には注意を。

増やしたオーロラの育て方

オーロラを増やしたら、今度は元気に育てるための基本を押さえましょう。

鉢と土、水やり、肥料、季節ごとの管理がポイントです。

鉢と土の選び方

オーロラを健康に育てるには、まず適した鉢と土が重要です。

• 鉢は底穴があり、水はけが良いものが理想（素焼きやプラスチック鉢）。
• 土は市販の多肉植物用培養土か、赤玉土6：鹿沼土3：パーライト1のブレンドがおすすめ。

水やりの頻度とタイミング

水やりは「土が乾いてから」が基本。季節によって頻度を変える必要があります。

• 春・秋：土の表面が乾いたらたっぷりと水を与える（鉢底から水が出るくらい）。
• 夏：朝や夕方の涼しい時間帯に、控えめに水やり。直射日光を避けて半日陰で管理。
• 冬：成長が遅れるため、1ヶ月に1回程度の水やりで十分。

肥料の与え方

肥料は成長期のみ与えるようにしましょう。

• 春と秋に、2ヶ月に1回程度、多肉植物用の液体肥料を希釈して与える。
• 夏と冬は肥料を与えない。

季節ごとの管理方法

オーロラは季節によって必要なケアが変わります。

オーロラの増やし方：まとめと次に挑戦したい多肉植物

オーロラは、葉挿し・株分け・挿し木の3つの方法で簡単に増やすことができます。

初心者には特に葉挿しがおすすめで、成功率も高いです。

• 増やすときは春・秋の成長期がベスト。
• 水はけの良い土を使い、水やりは控えめに。
• 直射日光を避け、明るい日陰で管理するのがコツ。

次にチャレンジしてみるおすすめ多肉植物

オーロラを増やして慣れてきたら、他の品種にも挑戦してみましょう。

• セダム：増やしやすく、グランドカバーにも最適。
• ハオルチア：透明感のある葉が特徴で、葉挿し向き。
• アエオニウム：ロゼットが美しく、株分けが簡単。