多肉植物の100均鉢選びと育て方
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多肉植物の100均鉢選びと育て方

7/26/2025, 8:27:01 AM

多肉植物を100均鉢で育てるコツを解説。素材別特徴や寄せ植えアイデア、初心者向けの手入れ方法を紹介。100円ショップで簡単におしゃれに

Table of Contents

多肉植物の100均鉢選びでは底穴の有無が最も重要で、素焼きやプラスチック、セラミック素材のメリット・デメリットを理解しつつ、植物のサイズに合った鉢を選びましょう。100均ではセリアやダイソーの園芸コーナーに通気性やデザイン性の高い鉢が豊富に揃い、寄せ植えやインテリア用途にも向いています。水はけや光の管理を考慮した選び方と手入れ方法を抑えれば、初心者でも根腐れを防ぎ長く育てられます。

質問

回答

100均鉢で多肉を育てる際のサイズ選びの目安は?

現在の鉢より1〜2号(2〜4cm)大きいサイズを選ぶとバランスが良い

セラミック鉢(底穴なし)を使っても多肉が枯れない?

内側に底穴ありの鉢を組み合わせて「二重鉢」にすることでOK

100均のプラスチック鉢で多肉を育てるときの注意点は?

通気性が悪いので土の配合で水はけを調整し、頻繁に水やりを控える

多肉の寄せ植えに100均鉢がおすすめな理由は?

安価で豊富なデザインが選べ、寄せ植えに最適な浅鉢や木製ボックスが揃う

100均鉢で多肉を長く育てるためのコツは?

定期的に鉢と土の状態を確認し、根詰まりや湿りすぎを防ぐ

多肉植物の100均鉢選びで失敗しないポイント

多肉植物の100均鉢選びでまず確認したいのが底穴の有無です。

水を溜めやすい多肉植物は根腐れしやすく、底穴が空いていない鉢を使うとすぐに枯れる原因になります。

100均の鉢でもセリアやダイソーでは底穴ありのプラスチック鉢や素焼き鉢が販売されています。

見つけられなければ、自分でドリルやカッターで穴を開けることもできますが、陶器やガラス素材は割れやすいので注意が必要です。

素材別の鉢の特徴と選び方

素材

メリット

デメリット

おすすめ度

プラスチック

軽い、割れない、安価

通気性が悪い

★★★☆☆

素焼き(テラコッタ)

通気性・排水性が良い

重く、乾きやすい

★★★★★

セラミック(釉薬付き)

デザインが豊富

底穴なしも多い、通気性が悪い

★★☆☆☆

サイズ選びも重要です。

多肉植物は根が大きく広がらないため、鉢は植物の大きさより一回り大きい程度がベストです。

2号(約6cm)ポットの苗には2.5〜3号の鉢が適しています。

大きすぎると土が乾きにくく、湿りがちになって根腐れのリスクが上がります。

100均でおすすめの鉢タイプ

  • セリアの「多肉植物用スリット鉢」…横にスリットがあり通気性◎
  • ダイソーの「素焼き鉢」…小さなサイズからあるので寄せ植えに最適
  • セリアの「ミニ観葉用鉢」…底穴ありで多肉にも使える

デザイン性の高い鉢はインテリアとしても人気ですが、底穴がない場合は二重鉢として使うのが安全です。

内側に底穴のある鉢を入れて、外側の装飾鉢はカバーとして利用しましょう。

素焼き鉢は通気性が良いため、初心者でも安心して使えます。

100均で見つかる多肉植物鉢の人気素材と特徴

100均ショップでは多肉植物に使える鉢が豊富に取りそろえられています。

代表的な素材はプラスチック、素焼き、セラミックの3つです。

それぞれの特徴を知って選べば、多肉の健康と見た目の両方をしっかりサポートできます。

プラスチック鉢

ダイソーやセリアで最もよく見かけるのはプラスチック鉢です。

軽くて割れにくく、持ち運びや並べ置きが簡単です。

値段も安く、大量に購入しても負担が少ないのがメリットです。

通気性は悪いですが、底穴が空いていれば水はけをコントロールできます。

多肉の寄せ植えや一時的な植え替えにぴったりです。

素焼き鉢(テラコッタ)

素焼き鉢は多肉植物の鉢として最も人気があります。

土の中の余分な水分を外に逃がすため、根腐れしにくくなります。

セリアやダイソーの園芸コーナーでは、小さなサイズの素焼き鉢がよく販売されています。

見た目もナチュラルで、多肉の雰囲気に合います。

重さがあるのと、乾きやすいのがデメリットですが、管理しやすいので初心者にもおすすめです。

素焼き鉢は通気性が良いため、長く使うならこれに限ります。

セラミック鉢

色や柄が豊富で、インテリア性が高いのがセラミック鉢です。

ダイソーのホワイトシリーズや、セリアのフラワーモチーフの鉢などが人気です。

ただし、底穴が空いていないものが多く、そのまま使うのは危険です。

底穴なしの場合は、観葉植物用の鉢として使うか、内側に別の鉢を入れて二重鉢にしましょう。

水はけを優先するなら、底穴ありのタイプをチェックしてください。

その他の素材

  • 木製ケース…かわいらしいが、長く使うと腐る可能性あり
  • 金属容器…デザイン性高め、ただし底穴必須、サビに注意
  • ガラス容器…ミニ観葉用などにあり、ハイドロカルチャー向き

100均の鉢はデザイン性も高く、インテリアとして楽しむ人も多いです。

素材ごとの特性を理解して、用途に合わせて選びましょう。

多肉植物を100均鉢で育てるときの基本手入れ方法

100均の鉢で多肉植物を育てるときは、水やりの量と頻度に特に注意が必要です。

鉢の素材によって乾きが違うため、プラスチック鉢より素焼き鉢の方が早く乾きます。

土が完全に乾いてから、たっぷりと水を与えましょう。

特に冬は気温が低く乾きにくいので、月1回程度の水やりで十分です。

水やりのタイミングの見分け方

  • 土の表面が白く乾いている
  • 鉢を持ったときに軽くなっている
  • 葉が少ししわっとしてきた(ただし極端はNG)

葉に水がかからないように、土に直接注ぐのがベストです。

水が鉢底から流れ出るまで与え、受け皿にたまった水はすぐに捨てましょう。

使う土とその準備

100均の鉢を使うときは、専用の多肉植物の土を使うのがおすすめです。

ダイソーなどでは「多肉植物の土」として販売されていることもあります。

なければ市販の培養土に赤玉土やパーライトを混ぜて水はけを良くしましょう。

土の配合は、赤玉土6:腐葉土2:パーライト2が基本です。

置き場所と光の管理

多肉植物は日光が大好きです。

屋外なら午前中から昼頃まで日の当たる場所が最適です。

夏の直射日光は強すぎるので、少し日陰になる場所に移動させるといいです。

室内の場合は窓辺の明るい場所に置き、定期的に外に出して日光浴させましょう。

日が足りないと徒長(茎が伸びて間延び)するので注意してください。

徒長してしまった場合は徒長対策が必要です。

季節ごとの管理のポイント

季節

水やり

置き場所

春・秋

土が乾いたらたっぷり

日なた、風通しの良い場所

午前中だけ、頻度少なめ

明るい日陰、熱がこもらない場所

乾燥気味、月1回程度

室内の明るい窓辺

寒さに弱い種類は冬に外に置くのは危険です。

気温が5度以下になる前に室内に入れましょう。

100均鉢でできる多肉植物寄せ植えの簡単アイデア

100均の鉢を使って多肉植物の寄せ植えを作るなら、まずは容器選びから始めます。

セリアやダイソーには丸型や四角の浅めの鉢、木製ボックス、金属トレイなど、寄せ植え向きの容器が豊富にあります。

底穴があるものを選ぶか、なければ穴を開けるか、受け皿付きのものを組み合わせましょう。

初心者向けの寄せ植えの作り方

  • 鉢に鉢底ネットを敷き、軽石を薄く入れる
  • 多肉植物用の土を全体の7割ほど入れる
  • 背の高い多肉を後ろ、小さいものは手前に配置する
  • 土を少しずつ足しながら根を埋め、全体を軽く押さえて安定させる
  • 1週間後に水やりを開始する(癒し待ち)

寄せ植えは一度に複数の多肉を育てられるので、ちまちま寄せ植えも人気です。

テーマ別のアイデア

  • カラーバリエ…赤・ピンク・緑・黄葉の多肉を組み合わせて華やかに
  • 形の違い…エケベリアのロゼット型とセダムの垂れ下がるタイプをミックス
  • 季節仕様…秋は赤く色づく虹の玉を使って秋らしく

同じ種類でも葉の色や形が違うものを選べば、奥行きが出ます。

100均グッズを使ったアレンジ

セリアのミニ表札や小さなフェンス、ダイソーのビー玉や貝殻を使うと雰囲気が出ます。

ミニサイズの装飾品を土の上に置くだけで、ガーデン風の演出ができます。

ただし、多肉の成長を邪魔しないよう、根元には何も置かないようにしましょう。

鉢をディスプレイスタンドにのせると、立体的で見栄えが良くなります。

多肉ワゴンや棚に並べて飾るのもおすすめです。

よくある失敗と回避法

失敗例

原因

対策

一部だけ枯れる

水はけが悪い、根が重なっている

植える間隔をあける、土はしっかり水はけよく

徒長する

光が足りない、密に植えすぎ

日当たりの良い場所へ、間引きも検討

水がたまる

受け皿の水を捨て忘れる

水やり後は10分以内に捨てるようにする

寄せ植えは定期的なチェックが大切です。

調子の悪い株は早めに取り出して、別鉢でリカバリーしましょう。

多肉植物の鉢替えやサイズ選びの注意点

多肉植物は成長すると元の鉢が手狭になり、根が鉢から出るか、土が乾きやすくなります。

そのタイミングが鉢替えのサインです。

特に春から初夏にかけて、成長期に入る前に鉢替えを行うのがベストです。

冬は休眠期なので、基本的には鉢替えを避けましょう。

正しいサイズ選びのポイント

新しい鉢は、今の鉢より1〜2号(2〜4cm)大きければ十分です。

目安として、直径6cmの鉢から8cmの鉢に変えるくらいが適切です。

大きすぎると土の量が増え、乾くまでに時間がかかり根腐れの原因になります。

多肉は根を広げず、土が少ないと早く乾いてちょうどいいという特徴があります。

寄せ植えの場合は、複数の株を一度に植え替えるので、もう少し大きめの鉢を選んでもOKです。

鉢替えの手順(100均鉢でも同じ)

  • 新しい鉢に鉢底ネットと軽石を敷く
  • 多肉用の土を半分ほど入れる
  • 古い鉢からそっと苗を抜き、根の周りの古い土を軽くほぐす
  • 根が長ければ少しカット、傷んだ根は取り除く
  • 新しい鉢に苗を入れ、土を周りに足しながら隙間を埋める
  • 最後に軽く土を押さえ、日陰で1週間ほど休ませる
  • その後、通常通りの水やりを再開

根を傷めないよう、優しく扱いましょう。

詳しい手順は多肉植物の植え替え手順で解説しています。

素材ごとの注意点

  • 素焼き鉢…新しいものは水に10分ほどつけてから使うと、土の水分を吸われにくい
  • プラスチック鉢…軽くて扱いやすいが、通気性が悪いため土の量を控えめに
  • 装飾鉢(底穴なし)…カバー鉢として使い、内側に穴あり鉢を入れる

100均の鉢でも問題なく使えますが、底穴の有無だけは必ず確認してください。

鉢替えが必要なサイン

サイン

対応

根が鉢底から出ている

すぐに鉢替えを検討

水やり後も土が長期間湿っている

土の配合を見直し、鉢のサイズを確認

成長が止まったように見える

根詰まりの可能性あり、鉢を開けてチェック

鉢替えはストレスになるので、必要ないときは無理にせず様子を見ましょう。

小さな鉢のままで育てる「小鉢仕立て」も、多肉の魅力の一つです。

多肉植物の100均鉢選びを成功させるために押さえるべき4つの要素

多肉植物を100均で購入した鉢で育てるには底穴の有無が最重要です。 素焼きやプラスチック素材でも通気性や水はけを考慮した使い分けが必要です。 サイズは植物に合わせて選び、過剰な容量を避けましょう。 インテリア性を重視する場合でも二重鉢の工夫で根腐れを防げます。 水やりや置き場所の調整も鉢選びとセットで検討することで、多肉の健康維持が可能です。