多肉植物の仕立て直し:徒長対策と簡単リフレッシュ方法
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多肉植物の仕立て直し:徒長対策と簡単リフレッシュ方法

7/28/2025, 10:44:02 PM

多肉植物の仕立て直しで徒長を解消!切り戻し・植え替え・増やし方のコツを解説。健康で美しい株にするための基本と成功のポイントを紹介します。

Table of Contents

多肉植物の仕立て直しは、徒長してしまった株を切り戻して形を整え、健康な状態に戻すための基本ケアです

主な原因是光不足や水のやりすぎで、特に梅雨や夏に起きやすくなります

正しい剪定で上を挿し木に、下の台木からは新芽を育てて、1株で2株以上に増やすことも可能です

春や秋の成長期に行い、新しい土に植え替えて明るい日陰で管理すれば成功しやすくなります

適切な土作りや水やりのタイミングを守り、風通しのよい環境でゆっくり慣らすことがポイントです

仕立て直しは見た目をきれいにするだけでなく、株のリフレッシュや増殖にもつながり、初心者でも挑戦しやすいです

質問

答え

多肉植物の仕立て直しとは何ですか?

伸びてしまった茎を切り戻して株をリフレッシュし、健康な状態に戻す手入れのことです。

仕立て直しはいつがベストですか?

春(3~5月)か秋(9~11月)の成長期が最も回復が早く、おすすめです。

切り戻した後の水やりはどうすればいいですか?

植え替え後は3~4日は水をあげず、その後は土が完全に乾いてから少量ずつ与えます。

切り取った茎で新しい株を作れますか?

はい、切り口を乾かしてから土に挿せば、挿し木で新しい苗にできます。

下の茎は捨てたほうがいいですか?

いいえ、残った茎は日当たりのいい場所に置いておけば、新しい芽が出てきます。

多肉植物の仕立て直しとは?徒長の原因と基本の考え方

多肉植物の仕立て直しは、茎が長く伸びてだらしなくなってしまった株を元気に戻すための手入れです

主な原因は光不足による徒長で、植物が光を求めて上に伸びてしまう状態です

徒長の主な原因

  • 日の当たらない場所に長く置いている
  • 水のやりすぎで茎がふやけながら伸びる
  • 土の排水が悪く、根が弱ってバランスを崩す

特に梅雨や夏の時期は日照が少なくなり、室内で育てていると徒長しやすいです

水を吸い上げる力が弱まると、下の葉から落ちて上だけに葉が残るパターンもよくあります

仕立て直しの基本の流れ

ステップ

内容

1. カット

伸びた茎を3〜5cmの位置で切る

2. カルス化

切り口を2〜3日乾かして雑菌を防ぐ

3. 挿し木 or 植え替え

上を挿し木に、下の台木は新芽を待つ

仕立て直しをすると株全体の形が整い、新しい葉が出やすくなります

見た目を整えるだけでなく、健康な成長を取り戻す大切なケアです

初心者でもできる簡単な方法なので、初心者におすすめの品種から試してみるといいです

茎が伸びたら切り戻し:正しい剪定と挿し木の手順

伸びてしまった多肉植物は切り戻して形を整えることができます

正しい手順で行えば株を傷めず、新しい苗を増やすことも可能です

剪定のやり方

清潔なハサミかカッターを使い、茎の好きな位置でカットします

下から3〜5cmの位置か、下の葉が数枚残る位置がおすすめです

切り口は斜めに切ると水がたまりにくく、雑菌の繁殖を防げます

上を挿し木にする

カットした上の部分は挿し木として新しく育てられます

まず切り口を2〜3日乾かしてから、用土の上に置きます

水やりは土の表面が乾いてから、数日後に少しだけあげてください

1〜3週間で根が出始めるので、そのまますくすく育ちます

下の台木の処理

茎が残った下の部分は放置せず、日当たりのいい場所に置いておきます

数週間後に脇芽が出てくるので、そこから新しい株として育てられます

この方法なら1株で2株に増やすことができるのでとてもお得です

切り戻し後の管理のポイント

  • 直射日光を避け、明るい日陰で管理する
  • 水は控えめに、土が完全に乾いてから数日後に少量
  • 風通しがいい場所に置くと、感染のリスクが減る

切り戻し後はストレスがかかるので、急に水や肥料をあげないでください

様子を見ながらゆっくりと元の環境に戻すことが大事です

特にエケベリアなどは形が崩れやすいので、エケベリアの育て方を参考にしてください

仕立て直し後の植え替えと土の選び方

仕立て直しをした多肉植物は、新しい土に植え替えると根がしっかり張りやすくなります

古い土には菌が残っていることもあり、植え替えは健康な成長のために重要です

多肉植物に合う土の条件

  • 水はけがとても良いこと
  • 適度に空気を通すこと
  • あまり栄養が強すぎないこと

市販の多肉植物用の培養土を使うと失敗が少なく、初心者にも安心です

自分で土を配合する場合

自分で用土を作るときは、以下の配合がおすすめです

材料

割合

役割

赤玉土(小粒)

5

土のベース・保水と排水のバランス

鹿沼土 または 腐葉土

3

水はけをさらに良くする

川砂 または バーミキュライト

2

通気性アップ・根が張りやすくなる

この割合をまぜて使うと、多肉植物がぐんぐん育ちやすい環境になります

植え替えの手順

まず古い土を優しく落として、根をきれいにします

傷んでいる根や黒くなった根はハサミでカットしておきましょう

鉢の底にネットを敷き、軽石を少量入れてから土を入れます

株を中央に置いて土をまんべんなく周りに詰めます

植え替え後は3〜4日は水をあげず、根が落ち着くのを待ちます

鉢はプラスチックより通気性のいい素焼き鉢がおすすめです

サイズは株より一回り大きめを選ぶと、長く使えます

植え替えのタイミングで鉢もリフレッシュしたいなら、多肉植物 スタンドもチェックしてみてください

成功のコツ:適切なタイミングと光・水やり管理

多肉植物の仕立て直しで失敗しないためには、タイミングとその後の管理が何より大事です

時期を間違えると根が出なかったり、株が弱ってしまうので注意が必要です

仕立て直しに最適な時期

春(3月~5月)と秋(9月~11月)が一番やりやすいです

この時期は気温が安定していて、多肉植物の成長が活発になるため回復が早いです

夏の猛暑や冬の寒さの時期は避けましょう

特に梅雨時は湿気が多く、切り口から腐れるリスクが高まります

光の当て方のポイント

  • 直射日光は避けて、明るい日陰から徐々に慣らす
  • 1週間くらいで少しずつ日光にさらす時間を長くする
  • 室内の南向き窓辺が初心者におすすめ

急に強い日差しを当てると葉焼けの原因になります

特に切り戻し直後は敏感なので、優しく光を当ててください

水やりの基本ルール

仕立て直し後は根が弱っているため、水やりは控えめにします

植え替えや挿し木後は3~4日は水をあげません

その後は土が完全に乾いてから、少しだけ水を与えます

状態

水やりの頻度

挿し木直後~根が出る前

10~14日に1回、少量

根が出始めてから

土が乾いてから3日後にあげる

新芽が出てしっかりしてきたら

通常の多肉の水やり頻度に戻す

水のやりすぎは根腐れの一番の原因です

特にクラッスラ属やエケベリアは注意が必要なので、クラッスラ属の特性を確認しておきましょう

風通しがいい場所に置くと、土の乾きも早くなり、管理がしやすくなります

仕立て直しで多肉を健康に!株のリフレッシュと増やし方

仕立て直しは見た目を整えるだけでなく、多肉植物を元気にするリフレッシュのチャンスです

古い株を切り戻すことで、新しい芽がどんどん出てきます

株のリフレッシュ方法

伸びきった茎をカットすると、下の節から新しい脇芽が生まれやすくなります

成長点を切り取ることで、脇の芽が活動を始めるのです

特に春や秋にやると、1ヶ月もせずに小さな新芽が確認できます

古い葉が落ちてすっきりした株は、その後の育ちも良くなります

切り取った部分で増やす

カットした上の方は挿し木にして新しい苗にできます

葉を数枚残した状態で、切り口を2~3日乾かします

乾いたら土の上に置いて、根が出るのを待ちましょう

根が出たら軽く土をかぶせて、少しずつ水やりを開始します

葉挿しから増やす方法

カットした茎から取った葉を使って、葉挿しもできます

健康的な葉をハサミや手ではがし、土の上に平らに置きます

直射日光を避け、明るい日陰で1~2週間待ちます

葉の根本から小さな芽と根が出てくるので、そのまま育ててください

仕立て直しで増える株の数

方法

増える目安

時間

茎の切り戻し(挿し木)

1株で2株に

2~3ヶ月

葉挿し

1枚の葉から1株

3~6ヶ月

脇芽の成長

1株から複数の新芽

1~2ヶ月後から

一度の仕立て直しで、元の株より多くの苗が手に入ることもあります

増えた多肉は寄せ植えにしたり、ギフトにしても喜ばれます

簡単な寄せ植えのコツは、多肉植物の寄せ植え方法を参考にしてください

株を増やす楽しさが分かれば、多肉ライフがもっと楽しくなります