多肉植物の増やし方:初心者でも簡単な葉挿し・挿し木・株分けのコツ
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多肉植物の増やし方:初心者でも簡単な葉挿し・挿し木・株分けのコツ

7/27/2025, 8:18:01 PM

多肉植物の増やし方を解説。葉挿し・挿し木・株分けの方法と成功のコツ。初心者でもできる簡単な手順と注意点を紹介します。

Table of Contents

多肉植物の増やし方は主に葉挿し・挿し木・株分けの3通りがあり、それぞれ春や秋の成長期に適している

葉挿しは一枚の葉から新しい苗を育てられ、初心者でも失敗しにくく、エケベリアやクラッスラなどに向いている

挿し木は徒長した茎を切って増やす方法で、セダムやパキフィツムなど茎が伸びる種類に最適

株分けは根が混み合った株を分けるもので、ハオルチアやリトープスなど子株を多く出す種類で効果的

どの方法でも成功のコツは切り口を乾かし、水やりを控えめにすること

清潔な道具を使い、通気性の良い土や鉢を選ぶことで根腐れを防ぎ、健康的に増やすことができる

質問

答え

多肉植物の増やし方はいつがベスト?

春(3〜5月)か秋(9〜10月)の気温が15〜25度の時期が最も成功率が高いです。

葉挿しから苗が出るまでどのくらい?

品種によりますが、通常2週間〜2ヶ月ほどで根や芽が出てきます。

水やりはどれくらいの頻度で?

土が完全に乾いてから数日後、少量の水をあげてください。

葉が腐ったらどうすればいい?

腐った葉はすぐに取り除き、他の葉には水がかからないよう管理を続けます。

初心者に最適な増やし方は?

失敗しにくく手軽な「葉挿し」が初心者におすすめです。

多肉植物の増やし方は主に葉挿し・挿し木・株分けの3つの方法がある

多肉植物の増やし方は、主に「葉挿し」「挿し木」「株分け」の3つ

どれも特別な道具は必要なく、自宅で気軽に挑戦できる

目的や多肉の種類に合わせて最適な方法を選ぼう

主な増やし方の特徴を比較

方法

向いている時期

必要なもの

メリット

デメリット

葉挿し

春か秋

健康な葉、用土

一度にたくさんの苗が増える

時間がかかる

挿し木

春か秋

カッター、用土、鉢

形を整えながら増やせる

親株が一時的に寂しくなる

株分け

春(植え替え時)

スプーンや割り箸

すぐに立派な株になる

株が大きく育ってからしかできない

どの方法も成功のカギは「清潔な道具を使う」「切り口を乾かす」「水やりは控えめにする」の3つ

初心者は多肉植物 増やし方 簡単 初心者向けの方法から始めるのがおすすめ

失敗の多くは水のあげすぎが原因なので注意が必要

多肉植物の増やし方は手順を守れば失敗しにくい

葉挿しは一枚の葉から新しい苗を育てる初心者向けの方法

葉挿しは多肉植物の健康な葉を一枚取って土に置くだけで新しい苗が育つ方法

道具もほとんどいらず、狭いスペースでもできるので初心者にぴったり

失敗しても親株にダメージが少ないので安心

葉挿しのやり方(ステップバイステップ)

  • 元気でずっしりとした葉を親株から横にスライドさせて取る
  • 取った葉を風通しの良い日陰に2〜3日おく(切り口を乾かす)
  • 用土の上に葉を平らに置く(葉の先だけ土に刺すのはNG)
  • 数日〜数週間で葉から根や小さい芽が出始める
  • 小さな苗がしっかりしてきたら、そっと土に植え替える

水やりは土が完全に乾いてから数滴ずつ

やりすぎると葉が腐るので注意

葉挿しに向いている多肉植物

毛が生えている種類や、葉が薄い多肉は成功率が低い場合も

葉挿しの詳しいコツは多肉植物 増やし方 簡単 初心者のページでも紹介

挿し木は伸びた茎を切って新しい株を増やす効率的なやり方

挿し木は徒長した多肉植物の茎を切って、新しい株を増やす方法

形を整えながら増やせるので人気

セダムやパキフィツムなど、茎が伸びやすい種類に向いている

挿し木の手順

  • カッターやはさみで徒長した茎を5〜10cmの長さに切る
  • 切り口を2〜3日ほど日陰で乾かす(乾燥させる)
  • 用土に切り口を軽く差し込む
  • 明るい日陰に置いて、土が乾いて数日経ってから水を少量あげる
  • 2〜4週間で根が出始めたら、徐々に日光に慣らす

親株の切り口も乾かしておけば、そちらからも新芽が出てくる

一度に複数の苗が手に入るので、増やし方としては効率的

挿し木におすすめの多肉

  • セダム(多肉植物 セダムの種類もチェック)
  • パキフィツム
  • クラッスラ
  • カランコエ
  • レブンソウ

挿し木後は水を控えめに管理

すぐに水をあげすぎると腐る原因に

詳しい育て方は多肉植物の育て方のページも参考にして

株分けは大きく育った多肉植物を分けて сразу複数を増やす方法

株分けは込み合った多肉植物を根ごと分解して、複数の株に分ける方法

一度にたくさんの鉢が手に入る上、親株の植え替えにもなるので一石二鳥

主に春の成長期に行うのがベスト

株分けのやり方

  • 鉢から多肉植物をそっと取り出す
  • 根についている土を手で軽くほぐす
  • 自然に分かれている部分を、手や割りばしを使って優しく分ける
  • 一本の茎と根がついた状態になるようにする
  • それぞれの株を新しい用土に植え替える
  • 3〜5日後に初めての水やりを行う

根が絡まりすぎて分けれない場合は無理に引き離さず、そのままに

強引に分けると根を傷め、その後の成長が悪くなる

株分けに向いている多肉

  • ハオルチア(多肉植物 ハオルチアの特徴も確認)
  • コノフィツム
  • リトープス
  • センペルビウム
  • 子株をたくさん出すタイプの多肉全般

株分け後は直射日光を避け、風通しの良い明るい場所に置く

水やりは土が完全に乾いてから少量ずつ

詳しい用土の配合は多肉植物 土 作り方のページを参考に

成功のコツは乾燥気味の管理と適した時期を狙うこと

多肉植物の増やし方で失敗しないためには、管理方法とタイミングが何より大事

特に「水やり」と「時期」を意識するだけで成功率がぐんと上がる

適した時期:春と秋が基本

  • 春(3月〜5月):成長期の始まりで根が出やすい
  • 秋(9月〜10月):夏のダメージから回復し、再び成長する時期
  • 夏は高温で腐りやすく、冬は低温で活動が鈍るため避ける

地域によって多少前後するので、気温が15〜25度の安定した時期を選ぶ

詳しい季節の管理は多肉植物の冬越し対策冬場 水やりのページも参考に

水やりの正しいタイミング

段階

水やりのルール

葉挿し・挿し木直後

切り口が乾くまで水をあげない(2〜3日)

根や芽が出る前

土が完全に乾いてから数滴ずつ

根が出てきたら

徐々に量を増やすが、土が湿ったままにしない

株分け後

3〜5日後に最初の水やり

どの方法でも「水は少なめ」が鉄則

多肉植物が枯れる原因の多くは水のあげすぎによる根腐れ

通気性の良い鉢選びも成功のポイント