多肉植物を雨ざらしで育てるときの注意点とコツ
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多肉植物を雨ざらしで育てるときの注意点とコツ

7/29/2025, 6:28:01 PM

多肉植物を雨ざらしで育てるコツを解説。雨に強い品種選び、土づくり、水はけ対策、雨後のケアまで。失敗しない管理方法を紹介します。

Table of Contents

多肉植物 雨ざらし は適切な環境と品種選びで問題なく育てられる。日当たり・風通し・水はけの良い場所を選び、素焼き鉢や鉢スタンドでさらに環境を整える。セダムやクラッスラなど葉が小さく固い品種は雨に強く、逆にエケベリアやリトープスは避けた方が無難。長雨時はビニールで一時カバーし、雨後は土が乾くまで水やりや肥料を控える。根腐れやカビ、虫には早めのチェックと対処が重要。初心者には丈夫な定番種がおすすめ。

質問

回答

多肉植物を雨ざらしで育てても大丈夫ですか?

水はけが良ければ問題なく育ちます。

雨ざらしに適した多肉植物は何ですか?

セダムや三日月ネックレスなど丈夫な品種がおすすめです。

長雨のときに何の対策が必要ですか?

鉢を上げて水はけを良くし、必要なら簡易カバーをします。

雨の後に気をつけたほうがいいことは何ですか?

土が乾くまで水やりせず、根腐れのサインをチェックします。

地植えでも雨ざらしは可能ですか?

盛り土と排水対策をすれば、地植えでも育てられます。

多肉植物を雨ざらしで育てる際の基本と注意点

多肉植物 雨ざらし は適切な管理をすれば問題なく育てられる

でも水はけが悪ければすぐに根腐れを起こす

まず大事なのは日当たりの良い場所を選ぶこと

日光が足りないと雨の湿気でカビや病気が発生しやすくなる

屋外の軒下や、雨があまり当たらない場所が理想

完全に屋根がない場所に置くなら、傾斜地や高い鉢を使うと水たまりを防げる

雨ざらしで気をつけたい主な問題

  • 根腐れ(水が土に残りすぎると起きる)
  • 葉が割れる(特に乾燥していたときに急な大雨)
  • カビや菌の発生(湿った状態が続くと増える)
  • 虫の発生(ハダニやナメクジが雨後に現れやすい)

雨ざらしに適した環境のポイント

項目

理想的な状態

日当たり

1日4時間以上は日光が必要

風通し

空気が流れる場所がベスト

水はけ

すぐに水が引くような土を使う

置き場所

地面より高い場所(鉢スタンドなど)

多肉植物 雨ざらし では、雨の後に土が早く乾くようにすることが大事

地植えの場合は、砂や軽石を混ぜて土の排水性を高める

鉢植えなら、鉢底に石やネットを入れて水抜きをよくする

長雨が続くときは、ビニールで簡易的にカバーしてもいい

ただし、長期間覆うと蒸れるので注意

雨が止んだらすぐに外す

雨に強い多肉植物の選び方と代表的な品種

多肉植物 雨ざらし に適した品種を選ぶことが長く育てるコツ

もともと乾燥地が原産のものは注意が必要

一方、昼夜の温度差が大きく、雨季と乾季がある地域の多肉は雨に強い

特に地面に這うタイプや、葉が小さい・固い品種は湿気に強い傾向

雨に強い多肉植物 おすすめ5選

  • セダム属:地面を這って増える。代表種「ハートリーフ」
  • グラプトペタルム:葉が厚く、水はけさえ良ければ雨に強い
  • グリーンネックレス:つる性で丈夫。屋外でもよく育つ
  • セネシオ属:「三日月ネックレス」などは雨ざらし向き
  • クラッスラ属:「カトレア」などは地植えでも元気に育つ

雨ざらしに不向きな多肉植物

以下のタイプは注意が必要

  • エケベリア全般:葉の中心に水がたまりやすい
  • リトープス:雨で簡単に割れる
  • デンドロセナ:枝が腐りやすい
  • 白い粉(ブルーム)が多い品種:雨で粉が落ちて美しさが損なわれる

品種選びのポイント

特徴

雨に強い?

葉が小さい・固い

◎ 適している

つる性(ネックレス系)

◎ 向いている

葉に白い粉が多い

△ 粉が落ちやすい

ロゼット型(エケベリアなど)

× 水がたまりやすい

普及種と呼ばれる安価でよく売られている多肉は、意外と丈夫

逆に高価な稀少種は繊細なものが多いので注意

多肉植物 高額ランキング に載っているような品種は、雨ざらしNGと考えていい

初心者なら多肉植物 おすすめの定番種から始めるのが無難

雨ざらしでも大丈夫なように土と場所を整える方法

多肉植物 雨ざらし で育てるなら土と場所の準備が何より大事

いくら丈夫な品種でも、水はけが悪ければすぐに弱る

土づくりと置き場所選びで、雨のダメージを大きく減らせる

雨に強い土の作り方

市販の多肉用土でも追加改良がおすすめ

自分で作る場合は以下の割合を目安に

材料

使用量の目安

役割

赤玉土(小粒)

5

土のベース、通気性アップ

軽石または鹿沼土

3

水はけを良くする

川砂またはパーライト

2

根の周りの空気を確保

詳しい土の作り方は多肉植物 土 作り方で解説

100均でも買える多肉植物 土 ダイソー商品も使えるが、配合を見直すとさらに安心

置き場所の選び方と工夫

  • 南向きで日当たりがいい場所
  • 風通しが良く、空気が動く場所
  • 地面より高い場所(鉢スタンドや棚を使う)
  • 軒下や屋根の出っ張りがあると雨が少し避けられる

地植えの場合は、少し盛り土をして水がたまらないようにする

傾斜地なら自然と水が流れるのでおすすめ

鉢選びのポイント

鉢の素材と穴の有無も重要

鉢の種類

雨ざらし向き

理由

素焼き鉢

表面から水が蒸発しやすい

プラスチック鉢

水はけはいいが、土が乾きにくい

セラミック鉢(穴なし)

×

水が抜けず、根腐れしやすい

必ず鉢底に穴が開いているものを選ぶ

鉢底ネットと軽石を敷いて、さらに水はけを良くする

詳しい手順は多肉植物の植え替え手順を参考

長雨のときの対策と水はけを良くする工夫

多肉植物 雨ざらし では長雨が一番の敵

数日続く雨で土がずっと湿ったままになると根腐れのリスクが急上昇

ちょっとした工夫で水はけを格段に良くできる

水はけを良くする簡単な方法

  • 鉢を少し傾ける:水の出口をつくる
  • 鉢の下にレンガや角材を敷く:地面との隙間で空気が通る
  • 鉢スタンドを使う:風通しと水はけが同時に改善
  • 鉢同士の間をあける:湿気がこもらず、乾きやすくなる

庭やベランダでの設置アイデア

地面に直接置かないことが基本

設置方法

効果

木製ラック

複数鉢をのせて、場所を有効活用

金網棚

下から風が通る。水もすぐ落ちる

壁掛けプランター

スペース節約。雨の跳ね返りも防げる

段ボールや発泡スチロール

一時的なら代用可。ただし長持ちしない

長雨時の応急処置

数日続く雨予報なら、簡単なカバーも有効

  • 透明ビニールシートをかけ、雨だけを避ける
  • テントやタープを設置して広い範囲を守る
  • カゴや網で覆い、跳ね返りの水を防ぐ

カバーは雨が止んだらすぐに外す

長時間覆ったままにすると蒸れてカビの原因に

地植えの場合の特別対策

庭に直接植えるときはさらに注意が必要

以下のような工夫を取り入れる

  • 小さな山(盛り土)を作って水がたまらないようにする
  • 周囲に溝を掘って、水を外に流す
  • 軽石や砂を混ぜて、土全体の水はけをアップ

北海道など寒い地域では北海道対応の耐寒性多肉を選ぶと安心

雨と寒さが重なるとダメージが大きいため、季節に合わせた管理が大事

雨後のケアと根腐れ・病気の予防策

雨が止んだらすぐに対策を始める

土の状態と植物の様子をチェックすることが大事

多肉植物 雨ざらし で長く育てるには、雨後のケアが決め手

雨上がりの確認ポイント

  • 土がまだ湿っているか
  • 鉢の下に水たまりがないか
  • 葉に傷や水ぶくれがないか
  • 茎の下の方が柔らかくないか
  • 白い粉(ブルーム)が落ちていないか

特にエケベリアなどブルームの多い品種は雨で美しさが損なわれやすい

根腐れのサインと対処法

根腐れは見た目ではわかりにくいが、次の症状が出たら要注意

症状

対処方法

下の葉がドロドロに柔らかい

その葉をすぐ取り除く

茎が黒ずんでいる

腐っている部分をカットし、挿し木

全体がぐらぐら動く

根がほとんどない。植え替えが必要

新しい葉が出ない

成長が止まっている。根の確認を

根腐れが進んでいたら多肉植物 根腐れ 復活の方法で対処

健康な部分を切り取って、再度根を出させる

病気・虫の予防策

雨後の湿気でカビや虫が発生しやすくなる

  • 風通しを良くして、葉や土の表面を早く乾かす
  • 葉の間の水滴は、ティッシュで軽く拭き取る
  • 週に1回、鉢の周りをチェック。異常がないか確認
  • 白い綿のようなものがあれば多肉植物 白い虫のサイン

特に注意したいのはカビとハダニ

予防として、換気をしっかり行い、密集させすぎない

雨後の水やりと肥料のルール

雨が降った後は絶対に水をやらない

土が完全に乾くまで待つ

最低でも2~3日は様子を見る

肥料も雨後1週間は控える

植物がストレス状態なので、負担をかけない

詳しい手入れ方法は多肉植物 手入れを参考に

多肉植物を雨ざらしで上手に育てるためのまとめ

多肉植物 雨ざらし は環境と品種選び次第で十分可能

日当たりと風通しが良く、水はけの良い場所を整えることが基本

土は自分で配合すればより安心

赤玉土に軽石や砂を混ぜて、すぐに水が引くようにする

鉢は素焼きで底穴があるものを選ぶ

地面に直接置かず、鉢スタンドや棚で高さを出すとさらに安全

セダムやクラッスラなど、つる性や葉の小さい品種は雨に強い

一方、エケベリアやリトープスは雨が苦手なので注意が必要

長雨が続くときはビニールなどで一時的に雨を避けられる

でも雨が止んだらすぐに外して蒸れを防ぐ

雨のあとには葉や土の状態をチェック

ドロドロの葉や黒い茎があれば根腐れのサイン

早めに処理して健康な部分で復活させることもできる

湿気でカビやハダニが出やすくなるので、換気と定期チェックが大事

雨上がりは水やりも肥料も厳禁

土が完全に乾き、数日経ってから様子を見る

多肉植物 雨ざらし は正しい管理で丈夫に育つ

特に初心者には多肉植物 おすすめの定番種が安心

少しずつ環境を整えながら、長く楽しむことが大切