多肉植物セダムの育て方と人気の品種|初心者でも簡単な栽培のコツ
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多肉植物セダムの育て方と人気の品種|初心者でも簡単な栽培のコツ

7/28/2025, 7:29:01 PM

多肉植物セダムの育て方、人気の種類、増やし方のコツを解説。初心者でもできる管理のポイントや注意点も紹介します。

Table of Contents

多肉植物セダムはベンケイソウ科に属する400種以上ある人気の多肉で、春秋型の成長サイクルを持ち、粒状や棒状の葉が特徴です。日光をしっかり当てると葉が赤やピンクに美しく色づき、ハンギングやグランドカバーとしても活用できます。育て方は簡単で、春と秋の成長期に水やりを行い、夏と冬は休眠期のため控えめに管理します。葉挿しや挿し木で増やしやすく、初心者でも扱いやすいのが魅力です。徒長や根腐れを防ぐには日光不足や水のやりすぎに注意し、環境に応じた適切な管理が長く楽しむコツです。

質問

答え

セダムの水やりはどれくらいの頻度がいいですか

春と秋の成長期は土が乾いて2~3日後にたっぷりあげて、夏と冬はほとんどあげないでください

セダムを室内で育てられますか

室内だと光が足りず徒長しやすいので、屋外での管理がおすすめです

セダムの葉が落ちるのはなぜですか

水のやりすぎや根腐れが原因のことが多く、土が乾くまで水やりを控えましょう

セダムの増やし方はどうすればいいですか

葉挿しや挿し木で簡単に増やせます、春か秋の成長期に行いましょう

セダムの植え替えはいつすればいいですか

1~2年に1回、春か秋に鉢と土を替えてあげるのがベストです

多肉植物セダムとは:特徴と基本の紹介

多肉植物セダムはベンケイソウ科に属する植物で、世界中に400以上もの種類が存在します

主に温帯から亜熱帯地域に広く分布しており、春と秋に成長する春秋型の多肉植物が多いです

小さな粒のような葉や棒状の葉を持ち、茎が横に這ったり垂れ下がったりするタイプが多いのが特徴です

見た目がかわいいだけでなく、グランドカバーとしても使えるので園芸でも人気です

セダム属は正式にはマンネングサ属といい、園芸では通称「セダム」と呼ばれることがほとんどです

セダムの主な特徴

  • 葉が肉厚で水分をたっぷりためられる
  • 茎が長く伸びて横に広がりやすい
  • 日光をしっかり当てると葉の色が鮮やかに変化する
  • 地這いやハンギングにも向いている
  • 増やしやすく初心者でも扱いやすい

セダムと他の多肉植物の違い

項目

セダム

一般的な多肉植物

葉の形

粒状・棒状が多い

丸・三角・星形など多様

成長のしかた

茎が伸びて広がる

株がふくらむタイプが多い

用途

グランドカバー、ハンギング

鉢植え、寄せ植え

セダムの主な種類とその魅力

セダムは500種以上ある多肉植物で、葉の色や形、成長の仕方がそれぞれ違うので寄せ植えやハンギングに人気です

中には秋になると葉が赤く紅葉するものや、小さな星形の葉が特徴のものもいます

人気のセダムの種類

  • セダム ラモッサ:小さな星型の葉が密集し、グリーンから赤みを帯びる
  • セダム ルブラ(紅亀甲竜):葉が赤紫色になり、冬の日差しで色がより鮮やかに
  • セダム モゲンセンii:丸い葉が連なり、成長すると垂れ下がる
  • セダム ピンキー:葉先がピンクに染まり、春に黄色い花を咲かせる
  • セダム サンタアナ:厚みのある葉がロゼット状に広がる

用途別おすすめのセダム

用途

おすすめのセダム

特徴

ハンギング

モゲンセンii、ラモッサ

茎が長く伸びて自然に垂れる

寄せ植え

ピンキー、サンタアナ

カラフルで目立つ、形が安定

グランドカバー

ルブラ、セダム アルブム

横に這って広がり、地面をしっかり覆う

季節ごとの変化

セダムの魅力の一つは季節で葉の色が変わることです

特に秋から冬にかけては日差しの影響で葉が赤やオレンジに染まる品種が多いです

春には小さな黄色い花を咲かせる種類もあり、花付きも楽しみの一つです

室内よりも屋外でしっかり光を当てた方が色づきが良くなります

セダムの基本的な育て方と管理のポイント

セダムは丈夫で育てやすい多肉植物ですが、基本の環境づくりが長く楽しむコツです

特に水やりのタイミングと日光の量が重要になります

置き場所と日光

セダムは直射日光をしっかり当てた方が元気に育ちます

屋外のベランダや庭が最適で、風通しの良い明るい場所に置きましょう

室内で育てる場合は、窓辺でも光が足りず徒長(茎が細く長く伸びる)しやすいです

植物育成ライトを使うなら1万ルクス以上の明るさがあるLEDがおすすめです

水やりのタイミング

セダムは春(3月~6月)と秋(9月~10月)が成長期なので、この時期に水を与えます

土の表面が完全に乾いてから2~3日後に、鉢底から水が出るまでたっぷりあげてください

夏と冬は休眠期になるので水を控えます

特に高温多湿の夏はほとんど水やり不要です

水やりの目安(季節別)

季節

水やり頻度

ポイント

春・秋

土が乾いたら2~3日後に1回

たっぷりと鉢底まで

月1回程度(様子を見て)

完全に休眠中は断水気味

2~4週間に1回(晴れた日の午前中)

凍結に注意、水を含ませすぎない

用土と鉢

多肉植物専用の通気性・排水性の良い土を使いましょう

市販の多肉用土に、軽石やバーミキュライトを混ぜるとさらにベストです

鉢は素焼きの鉢がおすすめです

素焼きは水分を吸ってくれるので、根腐れを防ぎやすいです

多肉植物 素焼き鉢の選び方も参考にしてください

植え替えの時期

セダムは1~2年に1回、春か秋に植え替えると元気に育ちます

根が鉢から出ている、土が固まっている、成長が遅いなどのサインがあれば植え替えのタイミングです

多肉植え替え時期の目安もチェックしておきましょう

セダムの増やし方:葉挿しと挿し木の手順

セダムは葉挿しと挿し木で簡単に増やせます

どちらも成長期の春か秋が最適です

日当たりの良い場所で管理し、土が乾燥しないように注意しましょう

葉挿しの手順

  • 健康な葉を下からそっと外します
  • 外した葉を風通しの良い日陰に2~3日おいて切り口を乾かします
  • 乾かした葉を多肉植物専用の土の上に並べます(埋めません)
  • 土が乾いたら軽く水をスプレーします
  • 2~4週間で根や小さな芽が出てきます
  • 芽が2cmくらいになったら小さな鉢に植え替えます

葉挿しの詳しいコツは 多肉植物 葉挿し やり方 初心者 でも紹介しています

挿し木の手順

  • 伸びすぎた茎を5~10cmの長さにカットします
  • 切り口を2~3日乾かしてから挿し木用の土に挿します
  • 土に挿す部分の葉は少し取り除いておくと根が出やすいです
  • 明るい日陰に置いて、土が乾いたら水をあげます
  • 1~3週間で根が出てきます
  • しっかり根が張ったら通常の管理に移行します

挿し木は茎がある程度伸びた株に向いています

成功率を上げるポイント

  • 増やす時期は春(3~6月)か秋(9~10月)がベスト
  • 直射日光は避けて、明るい日陰で根が出るまで管理
  • 土は多肉植物専用のものを使い、水はけを良くする
  • 根が出るまで頻繁に水をあげない(乾燥気味が良い)
  • 葉や茎が傷んでいない健康な株を選ぶ

葉挿し vs 挿し木 使い分け

方法

向いている状況

時間の目安

葉挿し

株を傷つけずに増やしたい

2~6週間

挿し木

伸びすぎた茎を切り戻してリフレッシュ

1~3週間

どちらも成功すれば新しいセダムがたくさん育ちます

多肉植物の増やし方 の他の方法も参考にしてください

セダムを美しく育てるためのコツと注意点

セダムは見た目がかわいいですが、環境が悪いと徒長したり枯れたりします

色鮮やかに、コンパクトに育てるには日光や切り戻しが大事です

色を鮮やかにするコツ

セダムの魅力は葉の色づきです

日光をしっかり当てることで、赤やピンク、オレンジに美しく変化します

特に秋から冬にかけては屋外で管理すると色がよく出ます

室内だと緑色のままになりやすいので注意

急な直射日光は葉焼けの原因になるので、慣らしながら日光浴させましょう

徒長を防ぐ方法

徒長とは茎が細く長く伸びて、葉もばらけてしまう状態です

主な原因是日光不足や水のあげすぎです

予防するには

  • 屋外や明るい場所に置く
  • 成長期以外は水を控える
  • 定期的に鉢を回して均等に光を当てる

すでに徒長してしまった場合は、多肉植物 切り戻しをしてリセットできます

冬越しの注意点

セダムは寒さには比較的強いですが、0℃以下になると凍傷のリスクがあります

冬は水を極力減らし、晴れた日の午前中に少量あげる程度にします

風や雪が当たらない軒下や室内の明るい場所に移動させるのが安全です

多肉植物 冬 越し方 初心者 の注意事項も参考にしてください

夏の管理の注意

高温多湿の夏は休眠期なので、水やりはほとんど不要です

雨に当たらないように屋内に入れるか、雨よけをしましょう

蒸れないように風通しを良くし、鉢と鉢の間を開けておきます

葉がしわしわになっても、すぐ水をあげず、様子を見てください

よくある失敗と対策

問題

原因

対策

茎が細く伸びる

日光不足

屋外に移動、LED照明導入

葉が落ちる

水のやりすぎ

土を乾かしてから水やり

葉の色が褪せる

光が弱い

日光に少しずつ慣らす

根腐れ

水はけの悪い土

専用土に変更、鉢を替え

セダムは丈夫ですが、環境が合うかどうかで見た目が大きく変わります

葉の状態をこまめにチェックして、早めに対処するのが長く楽しむコツです

セダムを楽しく育てるためのまとめ

多肉植物セダムは初心者でも育てやすく、見た目もかわいいので人気です

種類が豊富で、葉の色や形、成長の仕方がさまざまで寄せ植えやハンギングにぴったりです

春と秋の成長期に水やりをし、日光をしっかり当てれば健康に育ちます

夏と冬は休眠期なので水を控えめにし、環境に合わせて管理することが長く楽しむコツです

葉挿しや挿し木で簡単に増やせるので、友達にプレゼントするのもおすすめです

徒長や根腐れなどの問題は、置き場所や水やりを見直すことで防げます

特に日光不足は色褪せや茎の伸びの原因になるので、屋外や明るい場所での管理を心がけましょう

セダムは環境次第で表情が大きく変わる植物です

葉の状態をこまめにチェックして、少しの変化にも気づいて対応することで、美しい状態を保てます

多肉植物セダムの育て方を基本から押さえれば、長く楽しめます

初心者も無理せず、まずは1鉢から始めてみてください