多肉植物ラウリンゼの育て方と特徴|初心者におすすめの美しさ
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多肉植物ラウリンゼの育て方と特徴|初心者におすすめの美しさ

7/24/2025, 10:48:01 AM

多肉植物ラウリンゼの育て方を解説。特徴、水やり、土、増やし方、冬の寒さ対策まで。初心者でもきれいに育てられるコツを紹介。

Table of Contents

多肉植物ラウリンゼはエケベリア属の交配種で、ブルーグレイの葉が白粉をまとったロゼット状に美しく並び、秋冬には葉先が赤く紅葉するため人気

育てやすく初心者にもおすすめで、春と秋の生育期には日当たりの良い場所でしっかり水やりし、夏と冬は控えめにする

水はけの良い土を使い、風通しを意識して根腐れやカイガラムシを防ぐ

葉挿しや子株で簡単に増やせ、室内の窓辺でも育てられるためインテリアグリーンとしても人気

冬は5℃以下にならないよう室内へ取り込み、適切な環境管理で何年もきれいに楽しめる

質問

回答

ラウリンゼの水やり頻度は?

土が完全に乾いてから、春秋は2~3日後、夏冬は7日以上空けて少量ずつあげる。

ラウリンゼは室内でも育てられる?

南向きの明るい窓辺なら室内でも問題なく育つ。

葉が落ちるのはなぜ?

水のやりすぎや急な環境変化が主な原因。土を乾かして様子を見る。

増やし方は?

葉挿しか子株を取って植える方法が簡単で成功率が高い。

冬の寒さ対策は?

5℃以下にならないように室内に入れ、水やりを控える。

多肉植物ラウリンゼの特徴と人気の理由

多肉植物ラウリンゼはエケベリア属の交配種で、正式名はエケベリア ‘ラウリンゼ’(Echeveria 'Laulindsa')。

丸みを帯びた肉厚の葉がきれいにロゼット状に並び、白い粉(白粉)をまとったブルーグレイの葉色がとても上品。

その愛らしい外見から、多肉好きの間で人気の高い品種だ。

主な特徴

  • 葉の形:丸く厚みがある
  • 葉の色:ブルーグレイ~薄緑、白粉がかる
  • 大きさ:草丈20~40cmほどに成長
  • 紅葉:秋から冬にかけて日差しが強くなると、葉の端が赤く染まる
  • 開花:春から初夏にかけて、黄色や橙色の小さな釣鐘状の花を咲かせる

人気が高い理由

ラウリンゼは見た目がきれいで、しかも育てやすいのが最大の魅力。

親であるエケベリア・ラウイとエケベリア・コロラータ ‘リンゼアナ’ の良いところを引き継いでいる。

形が崩れにくく、初心者でも比較的きれいな状態を保てる。

増やし方も簡単で、葉挿しからでもしっかり根が出て成長する。

室内の日当たりのいい窓辺でも元気に育つので、インテリアグリーンとしても人気。

由来と品種情報

項目

内容

学名

Echeveria 'Laulindsa'

交配親

Echeveria laui × Echeveria colorata 'Lindsayana'

科・属

ベンケイソウ科 エケベリア属

原産地(親系統)

メキシコ

ラウリンゼの基本的な育て方と環境設定

多肉植物ラウリンゼは丈夫で育てやすいが、基本の環境設定を守るとよりきれいに育つ。

日当たり・温度・風通しのバランスがポイント。

最適な置き場所

年間を通じて日当たりの良い場所を好む。

屋外の場合は午前中から昼くらいまで陽が当たる場所がベスト。

真夏の直射日光は葉焼けの原因になるので、強い日差しの時間帯は遮光ネットなどで調節する。

室内で育てる場合は、南向きの窓辺がおすすめ。多肉植物の置き場所選びを参考に。

温度管理

生育適温は10℃~30℃くらい。

冬は5℃以上を保つようにし、寒さに弱いので霜が降りる地域では室内に入れること。

耐寒性はUSDAゾーン9b(約-3.9℃)までとされているが、安全のために10℃以上にキープしたい。

夏は蒸れないように風通しを良くして、高温多湿を避ける。

風通しの重要性

蒸れやすい環境は根腐れやカビの原因になる。

屋外なら自然の風で問題ないが、室内の場合は定期的に窓を開けて換気をする。

特に梅雨時や夏場は注意が必要。

環境設定のまとめ

  • 春~秋:屋外の日なた、風通しの良い場所
  • 夏:強い日差しは遮光、蒸れ対策を
  • 冬:5℃以下にならないように室内へ
  • 室内栽培:南向きの明るい窓辺を確保

水やりと土選びのポイント

多肉植物ラウリンゼは乾燥に強いが、水の与え方と土の状態が育ちに大きく影響する。

根腐れを防ぐために正しい方法で管理する。

水やりのタイミング

土が完全に乾いてから次の水やりを行う。

夏と冬は休眠期に近くなるため、水を控えめにする。

春と秋の生育期は土が乾いたらしっかりと水をあげる。

鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与え、受け皿にたまった水はすぐに捨てる。

詳しくは多肉植物の水やり方法を参考に。

季節ごとの水やり頻度(目安)

季節

水やりの頻度

春(3~5月)

土が乾いたら2~3日後に水やり

夏(6~8月)

土が乾いてから5~7日後に少量

秋(9~11月)

土が乾いたら2~3日後に水やり

冬(12~2月)

土が乾いてから7~10日後に様子を見て少量

適した土の条件

水はけが良く、通気性のある用土が必須。

市販の多肉植物用の土でも問題ないが、自分で配合するのもおすすめ。

初心者は多肉植物 土 おすすめ 初心者のページをチェック。

おすすめの土の配合(自作)

  • 赤玉土(小粒):5
  • 鹿沼土:2
  • パーライトまたは軽石:3

この割合で混ぜると、水はけと保水のバランスが取れる。

詳しい配合方法は多肉植物 土 配合 割合で紹介。

増やし方|葉挿しと子株の取り方

多肉植物ラウリンゼは葉挿しと子株(脇芽)で簡単に増やせる。

どちらも成功率が高く、初心者でも挑戦しやすい。

葉挿しの手順

生育期の春か秋がベストタイミング。

  • 健康な下葉を横にスライドさせるようにして、しっかり取る
  • 取れた葉は1~2日陰干しして傷口を乾かす
  • 用土の上に葉を平らに並べ、直射日光の当たらない明るい場所に置く
  • 土が乾燥したら霧吹きで軽く湿らせる程度にする
  • 2~4週間で根や芽が出てくる。触らずにそのまま育てる

根が出たら土に軽く乗せるようにして、成長を待つ。

詳しいコツは多肉植物 ワテルメイエリーのページでも紹介。

子株(脇芽)の取り方

親株の下や脇から子株が伸びてきたら、それが増やし時のサイン。

  • 子株が2~3cmくらいに成長したら、清潔なはさみやカッターで切り取る
  • 切り口を1~2日乾かしてから、用土に植える
  • 最初は土に軽く乗せるだけでもOK。数日で根が出てくれば成功

子株は親の形そのままに育つので、形の整った株から取りたい。

増やし方のタイミングと注意点

方法

適した時期

注意点

葉挿し

春(3~5月)または秋(9~10月)

葉が傷んでいないものを選ぶ

子株

春~初夏

無理に取らず、しっかり成長してから切り取る

どちらの方法も、土は常に乾かし気味に管理。湿りすぎは根腐れの原因。

冬の寒さ対策とよくあるトラブル対処法

多肉植物ラウリンゼは寒さに弱いので、冬の管理が長く育てる鍵。

低温と湿気の組み合わせは特に注意が必要。

冬の寒さ対策

気温が5℃を下回る前に室内に取り込む。

窓際は夜間冷えるので、エアコンの風が直接当たらない場所に置く。

日中はしっかり日光に当てて、徒長を防ぐ。

水やりは極力控え、土が完全に乾いてから10日以上空ける。

詳しい方法は多肉植物 寒さ対策多肉植物 冬 越し方 初心者を参考に。

よくあるトラブルと対処法

トラブル

原因

対処法

下の葉がしおれる

水が足りない or 根の老化

土が乾いていたら水やり。頻繁なら根腐れも疑う

葉が柔らかくペチャンコ

根腐れの可能性

すぐに水やり停止。株を抜いて根をチェック。腐っていれば

多肉植物 根腐れ 復活

の方法で対処

葉が次々と落ちる

水のやりすぎ or 急な環境変化

水を止め、風通しの良い場所に移動

茎が長く伸びる(徒長)

光不足

日当たりの良い場所へ。徒長したら

多肉植物 徒長したら

の対処法

白いやニベのような綿状物

カイガラムシの可能性

綿棒にアルコールをつけて除去。他の植物にもうつるので隔離

冬にやってはいけないこと

  • 寒い時期に水をあげすぎない
  • 湿ったまま放置しない
  • 暗い場所に長く置かない
  • 急に暖かい場所へ移動しない(温度差で葉が傷む)

元気がないときは多肉植物 元気がない 時 初心者のページもチェック。

ラウリンゼを長く楽しむためのまとめ

多肉植物ラウリンゼは見た目が美しくて育てやすいので、初心者から上級者まで人気がある

ロゼットの形が崩れにくく、葉の色や紅葉も楽しめるのが魅力

日当たりの良い場所を好み、夏は遮光、冬は5℃以上を保つようにする

水やりは土が完全に乾いてから、特に冬は控えめにする

水はけの良い土を使い、蒸れに注意して風通しを確保することが大事

葉挿しや子株で簡単に増やせるので、自分好みの鉢に育て直すのも楽しい

カイガラムシや根腐れ、徒長といったトラブルは環境管理で防げる

季節に合わせたケアを心がければ、何年もきれいな状態で育てられる

ラウリンゼの育て方は他のエケベリア系にも応用できるので、多肉ライフの基本としておすすめ