多肉植物の葉挿し(葉ざし)で根が出たら?次のステップと成功のコツ
Blog

多肉植物の葉挿し(葉ざし)で根が出たら?次のステップと成功のコツ

10/1/2025, 12:29:08 AM

多肉植物の葉挿し(葉ざし)で根が出たら?次のステップと成功のコツを紹介します。葉挿しで根が出た後のケア方法や移植のタイミング、注意点、成長を促すコツなどを解説します。

Table of Contents

葉挿し(葉ざし)は多肉植物の葉を親株から取り、土や水に置いて新しい根や芽を出させる方法です。この方法はエケベリア セダム クラッスラなどロゼット型や茎が伸びる多肉植物に適します。葉挿しで根が出たら、移植し、光、水、温度を管理することで成長をサポートします。また、よくある失敗と対処法を知っておくことで、成功率を上げることができます。

Q

A

葉挿しはどのような植物に適していますか?

エケベリア セダム クラッスラなどロゼット型や茎が伸びる多肉植物に適しています。

根が出るまでの期間はどれくらいですか?

通常2〜4週間で葉の切り口から細かい根が伸び始めます。

移植のタイミングはいつですか?

根が1〜2cmほど伸びたら移植します。

成功させるためのコツは何ですか?

健康な葉を選び、季節を考慮し、複数の葉を同時に挿すことが成功率を上げます。

葉挿し(葉ざし)とは?基本の仕組み

葉挿しは多肉植物の葉を親株から取り土や水に置いて新しい根や芽を出させる方法です。

この方法はエケベリア セダム クラッスラ(財布樹) グラプトベリアなどロゼット型や茎が伸びる多肉植物に適します。

なぜ葉挿しができるのか?

多肉植物の葉には親株と同じ遺伝情報が含まれており適切な環境下で細胞分裂を促し根や新芽を形成します。

これは植物の無性生殖の一種で親株と全く同じ特徴を持つ新しい個体を作り出せます。

根が出るまでの期間

通常2〜4週間で葉の切り口から細かい根が伸び始めます。

環境(温度 湿度 光)によって変わりますが根が1〜2cmほど伸びたら次のステップ(移植)に進みます。

  • 最適温度:20〜25℃
  • 湿度:中程度(霧吹きで保つ)
  • 光:明るい間接光

葉から根が出たら?次のステップ

葉挿しで根が出た後は根を傷めないように注意しながら新しい成長をサポートします。

根の状態を確認する

健康な根の特徴をチェックします。

  • 色は白っぽいまたは薄い茶色でプニプニとした弾力があります。
  • 根が3〜5mm以上伸びていることが理想です。

異常な根の特徴も見極めます。

  • 黒ずんでいる場合腐敗の可能性があります。
  • 根が細くて弱々しい場合光や水分不足かもしれません。

移植のタイミング

根が1〜2cmほど伸びたら移植します。

根が短すぎると土に定着しにくく長すぎると折れやすくなります。

根が葉の1/3〜1/2ほどの長さになったら土に植え替えましょう。

新芽(子株)が出始めた場合根と一緒に土に植え替えます。

この段階で移植すると成長が早まります。

移植の手順

  • 用土の準備をします。水はけの良い土を使います。多肉植物用土または赤玉土+パーライトの混合土がおすすめです。
  • 土は軽く湿らせる程度にし濡れすぎないように注意します。
  • 葉を土に置きます。根を優しく土に埋め込みます。深すぎず浅すぎず。
  • 葉の先端(新芽が出る部分)は土から出しておきます。
  • 最初の1週間は水やりを控えます。移植直後の水やりは根腐れの原因になるためです。

移植後のケア方法

根が出て移植した後は光 水 温度の管理が成長のカギです。

光の管理

明るい日陰または間接光を好みます。

直射日光は葉焼けの原因になるため避けます。

成長に応じて光を調整します。

新芽が大きくなってきたら徐々に直射日光に慣らします。

詳細は多肉植物の日光不足ガイドを参考に。

水やりのコツ

土が完全に乾いてから水をやります。

多肉植物は過湿に弱いため水やりを控えめにします。

葉に水がかからないようにします。

葉に水が残ると腐敗する可能性があります。

根元に優しく水を与えます。

水やりの詳細は多肉植物の水やり方法をチェック。

温度と湿度

適温は15〜25℃です。

寒すぎると成長が遅くなり暑すぎると葉が傷みます。

風通しの良い場所に置きます。

湿気が溜まるとカビや病気の原因になるため換気を心がけます。

  • 最低温度:10℃以上
  • 最高温度:30℃以下
  • 湿度:40-60%

根腐れの予防は多肉植物の根腐れガイドで。

よくある失敗と対処法

トラブル

原因

対処法

根が黒くなる(腐敗)

水のやりすぎ 湿度が高い

水やりを止め 風通しの良い場所に移動

新芽が伸びない

光不足 栄養不足

明るい場所に移し 肥料を少量与える

葉がしおれる

根が土に定着していない

根が伸びるまで待ち 移植し直す

葉がカビる

湿度が高い 風通しが悪い

直射日光に当て 土を乾燥させる

肥料の与え方は多肉植物 肥料 初心者を参考に。

成功させるための追加のコツ

親株の選び方

健康な葉を選びます。

  • 傷やシワがない葉
  • 色が鮮やかな葉

これで成功率が上がります。

季節を考慮する

春と秋が最適な時期です。

冬は成長が遅く夏は高温で葉が傷みやすいです。

  • 春:3月〜5月
  • 秋:9月〜11月

複数の葉を同時に挿す

複数の葉で挑戦します。

成功率を上げます。

基本の育て方は多肉植物の育て方|初心者向け基本ガイド2025を参考に。